煉獄先生振り向いて 2

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、


「よもや！君もそんなことをするのだな！！」


その声がした方を見ると居た、あの人が。







『れ、煉獄先生！？どうして、ここにいるんですか？！』

「む？君と同じく抜け出してきた。」



え、
いや、え？
先生が抜け出してきていいの？
まあ私もすごくやばいけど……





「むぅ？なにか聞きたそうだな。よし！俺がその答えに応えてやろう！！俺は教師だが午後に授業が無かった！故に職員室でまるつけを…と思ったのだが俺とした事が、集中出来なかった！！だからここにいる！！」



先生は私の聞きたい事すべてを応えてくれた。聞いてもないのに。






「さあ！次は君の番だ！教えてくれ、何故ここにいるんだ？」

先生はしゃがんでいる、私は立っている、
なので先生が私を見ると自然と上目遣いになってしまうので………これは、色んな圧が……！喋らない訳にはいかない。









「確か、筍組は数学だったはずだが……」



『やらかしました。』

「うむ……不死川は厳しいからな…」


私が話した情報は不十分なのに先生はそれ以上聞いてこなかった。

逆に話してしまいたくなった。





『窓の外みて考え事してしまったんです。』
「そうか、だが君の年頃だと悩みが多いだろう。授業中にするのは良いとは言えないが、あまり自分を攻めることではない。現に俺も授業中、抜け出したことがあった。」





『……………………え、……………え！？！？』



「あまり大きい声を出すな。ここは外だとしても授業中だ。」






先生から話を聞くと、この学園に先生自身が通っていて先生も悩みがあって外を見ていたら怒られ、反発して教室から飛び出した。







と言うのではなく、事前から友達と約束をして授業を抜け出したそうで………





その友達というのは


「宇隨、不死川、伊黒、冨岡………だったな！」



「キメツ学園のヤンキーチームに俺は所属していた！！」









煉獄先生がヤンキー……………

かっこいい。





「まああの時は皆クソガキだ。だがヤンキーと言っても人を痛めつけたりは誰一人しなかったぞ。先生に反発したがってたんだな、反抗期真っ盛りだった！5人全員で剣道部に入って竹刀をいつも片手に持っていた。」






かっこいいんだけど、意外だな。



でも、煉獄先生がヤンキー座りしてるのを想像すると……ほんと、かっこいい。

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