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138m final ページ38

久しぶりに感じたユンギの温もり。




久しぶりに触れたメンバーの暖かみ。




隣ですやすやと寝てるユンギの顔をひと撫でして溢れてくるのは






"愛おしい"






後から知らされた、私が出て行ってからユンギは睡眠も食事もろくに取ってなくて、仕事も手が付けられず、いつもどこか遠くを見てぼけっとしていたこと。





こんなこと思ったら不謹慎かもしれないけど





こんなに私の事を思ってくれるユンギがやっぱり好きでたまらなかった。





「愛してる。」





YG「...俺も」





「わっ。起きてたの?」





YG「さっき起きた」




少し掠れた声は色っぽい。





YG「なぁ、A」





「ん?」





YG「結婚しようか。」





「は?」






YG「だから。結婚しよう?」






「なんでその流れになるの?」





YG「俺もうお前から離れるのやだ。雰囲気もクソもないけど、こうやってAと朝を迎えたいんだよ。」





本当に雰囲気もへったくれもあったもんじゃないけど、私達らしいと言えばそうなっちゃうかも。





真剣な顔して私にプロポーズしてるけど





目はほぼ開いてないし





寝癖で傷んだ白髪が四方八方に遊びまくってるし





お互いヨレヨレの部屋着だし





私もすっぴんだし。







この状況が可笑しくて




「ふふ笑」





YG「何笑ってんだよ。俺真剣なんだけど」





「なんか可笑しくて笑笑」





YG「笑ってねぇで。答えろよ。」






「私がユンギから離れるとでも?」





YG「じゃあ、」





「結婚なんてそんな当たり前なこと聞かないでよ。」




無気力おじいちゃんとは思えないほどの力で抱き寄せられた。




YG「俺、もう絶対離さない。俺だけのA...」




「うん。もう絶対離さないで。素敵な奥さんになれるかな」





YG「素敵なんて目指さなくていい。お前らしく。俺ららしい夫婦になろ?」





「うん...愛してるよ。誰よりも。」





15mから始まった私たちの関係はこの瞬間、やっと0mになれた気がした。






あの日私がサイン会に行かなかったら。






あの時ユンギがタバコを買いに来なかったら。





あの日あの時が無かったらこんなにも愛しい人に出会えなかった。






これからは1mも離れてなんかやらないんだから。

138m+1cm→←137m



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あっぷる - 知らない内に涙が出てました!これからも頑張ってください!応援してます! (2019年3月20日 19時) (レス) id: 60b9dd190d (このIDを非表示/違反報告)
うぃむ。(プロフ) - #ユンミユさん» ありがとうございます (2018年9月30日 4時) (レス) id: c574b5e0ae (このIDを非表示/違反報告)
うぃむ。(プロフ) - ゆんぎゆんぎさん» ありがとうございます。新しいユンギの作品を準備しておりますので、また見に来ていただけたら嬉しいです。 (2018年9月30日 4時) (レス) id: c574b5e0ae (このIDを非表示/違反報告)
うぃむ。(プロフ) - すももさん» ありがとうございます (2018年9月30日 4時) (レス) id: c574b5e0ae (このIDを非表示/違反報告)
すもも(プロフ) - この物語すごく大好きです!! (2018年9月30日 0時) (レス) id: df552f84fc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:むう | 作成日時:2018年6月7日 21時

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