晴笑高校へようこそ！ (ページ2)

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『...』

保健室やないし、資料室？

初めて入った。
先生よくここに引きこもってるとは聞いた事あるけど。
本も沢山あるし、ソファも...落ち着く...

先生「そこ座ってええよ。」

『ありがとうございます。失礼します』

先生「ここ落ち着くやろ。先生の隠れ家やねん。」

『へ～。すごい...』

先生「A、なんかあったらここ来てええからな。あっ、他のやつには内緒やで？wあいつら、めんどくさいから」

『あっ。はいw、けどどうして？』

先生「大丈夫か？」

『えっ？』

先生「話したくなったら話してな。先生はAの味方やで。」

『話すって何を。』

先生「腕。」

『あっ...』

リスカの跡...

先生「怖かったな。痛かったよな。ごめん。」

『なんで、先生が謝るんですか。』

先生「Aは俺の大事な生徒やから。」

『先生...』

先生「辛かったよな...1人でよく頑張ったよ。Aは。もう、無理せんでええよ。1人やないから。先生もおるから。」

何故か涙が止まらなくなった。

先生は優しく背中を摩ってくれた。

先生「大丈夫。俺はここに居るよ。」

『ごめんなさい...』

先生「謝らんで。俺は、いじめ大嫌いやねん。ましてや、Aみたいに自分より周り第1で動いて頑張ってくれとる人に、何もしらんで中傷するやつが大っ嫌い。」

『先生。私...そんな偉くない...』

先生「いや、Aは偉い。中々出来ないで？クラスに落ちてるゴミをサッと拾うのも、人数分けの時ほんまは別の事やりたいのに、周りに譲ることも。」

先生「Aにとったら当たり前なのかもしれへんけど中々できないことやで。Aは自信持ってええねん。」

『けど私、自信...ない...』

先生「しっかし、女子ってほんま怖いなぁ！消えろって、ｷｬー怖い！そんな簡単に消えれたら苦労しないやんな！」

『先生は明るいですね。先生のいい所...』

先生「そうか？ありがとう！今年Aは受験生やしな。あっ、そういえばやっぱAも東京に？」

『なんでその話...』

先生「いや、Aのお母さんから聞いてん」

『なるほど...はい。東京行きます。けど...学校も決まってへんし...それに、また...』

先生「大丈夫。A。Aには先生が居る。先生Aのためならどこにでも飛んで行くからな。絶対。」

『絶対って...』

先生「信じてへんやろwホンマやで！？先生の絶対は絶対やから。とりあえず、卒業まで一緒にがんばろ。」

『はい。』