大陸の奇跡に全力で恋をした

神様 ページ6

サラ「あった。あたし３組」





　サラがクラス表を指差して、続けて言う。





サラ「………あと、あんたとジュンくんも」





『うっそ！本当に！？』





　さっきまでの腹痛はどこへやら、一気に体の力が抜けた。



　サラの言葉を聞いて咄嗟に３組の名簿を見ると、確かにあった。



　ムン・ジュンフィ。そして、クォン・Aの文字。





『やった〜！！』





　あまりにも嬉しすぎて、そのまま興奮してサラに抱き着く。



　サラは苦しそうに「ちょ、周り見てるから」と言って無理矢理私の体を引き剥がした。照れ屋なんだから。





サラ「……ひとまず良かったじゃん。２年からはクラス替えもないし」





　そうなのだ。ウチの学校でクラス替えがあるのは、１年生から２年生に上がるときだけ。



　２年生のときと３年生のときのクラスは変わらないのである。なんて素晴らしいのだろう。





『うん！私幸せだ〜早く教室行こ！』





サラ「元気だねあんたは」





　神様、ありがとうございます。



　帰りに近くの神社に寄って、お賽銭でもあげておきます。

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