彼氏が重いので未来に逃げます【刀剣乱舞×ブルーロック】

２１話 ページ23

「一緒に死ぬか？」






『…は？』






彼の言うことが理解できない





死ぬ？何言ってるの？






『死ぬって、なんでそういうことになるの』





「俺はお前が他の奴と幸せになるのを大人しく見届けることなんてできない」






下を向いてた玲王は顔をあげて光のない瞳で私を見つめる





その目が怖くて私は目を逸らしてしまう






「だったら、死んだ方マシだ」






なんでばぁやさんも何も言わないの…？






『私はまだ死ねない、それに』







『玲王にも、死んで欲しくないよ…』






こんなこと言ったら、期待させてしまうに決まってる





けどもうこの感情をコントロールすることも出来ない





『私はこの先誰とも付き合わないし結婚もしない、だからもう終わりにしようよ…』





「……ここで帰ったらもう会えなくなるだろ」






『っ……』






その通りだ





私はもう玲王に会うつもりはない





「なら、こんなとこで引けるかよ……」





『会っても意味ないよ、玲王とはもう付き合わないし結婚もしない』





『なのに会う意味なんてないでしょ？』





「両親と縁を切れば…」





『そんな簡単なことなの？』





確かに玲王は両親を恨んでるところがある





でもそんな簡単に縁を切るなんて、それも私が理由で…





『そんなの後悔するに決まってる、縁を切ってどうするの』





「お前とずっと一緒にいる…」





そんなの、無理だ





私は審神者を辞めるつもりは毛頭ない





男だらけの場所にいるなんて玲王も嫌なはずだし





あー、もう分からない、どうすればいいの？





本当に、玲王を好きになった自分を一生恨みたい





『というか、私に会ってるって両親にバレたらまずいんじゃないの？』





「んなの知らねーよ」





最終手段に入りたいけど





こんなこと言ったら、きっと玲王おかしくなっちゃう





でもお別れをするためなら、





どうしよう、どうしよう………




あれ、なんか、クラクラしてきた





「…主？大丈夫かい？」





『ごめん、歌仙、ちょっ、と……』





ﾊﾞﾀｯ





「っ！主！！！」





「A…？おい、A、！！！」






視界が、遠のいて……





私はそのまま意識を手放した





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最近バイトが始まって中々更新できなくてすみません！

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