彼氏が重いので未来に逃げます【刀剣乱舞×ブルーロック】

１０話 調査 ページ12

「あ？見つかんない？」




「はい、目撃情報は多数あったのですが」




おかしい、やっぱりおかしい





あんだけ探してもいない、昨日もあんな近くにいたんだ、日本にいることは確実だ




まさか、神隠し？





いやそんなわけねぇ、そんなのねぇよ






「もう1回､あいつん家に行くぞ」





「はい」





＿＿＿＿＿＿＿＿＿





「はい」




「A、いますか？」





扉が開いた思ったら出てきたのは小学生の弟くん




そういや前回はいなかったような、





「姉ちゃんならいないですよ」





「姉ちゃんがどこいったか分かる？」





弟に目線を合わせて話をする





「えーっと、確かあの時、」





「あの時？」





前回は明らかに怪しい言動だったあいつの両親、確実になにかを隠してる




弟は何も知らないのかすぐ口を開いた





「さにわ がどうとか 未来がどうとか言ってましたよ」





「さにわ？みらい？」





「政府の人がどうとか」





「僕にも分かりませんけど」





「…分かった、ありがとうな！」





「？はい」





もっと早くこうするべきだった





逆になんでもっと調べなかったんだ





「さにわ、みらい、政府…」





一体何を言ってるんだ、けど、政府が関わってる？





「坊っちゃま」





「なに」





「これはあくまで噂で聞いた話ですので、流して聞いてください」





「未来で刀剣達と歴史を守る、そう言った幻の職業があると、耳にしたことがあります」





「未来で、歴史を守る？」




「はい、その職業は審神者というもので政府が厳密に管理しているそうですよ」




「それ、まじで…」




「どういたしましょうか」




「その場所、分かってんのか」




「もちろんでございます」




「今すぐ向かって」




「はい」





あいつの弟とばぁやが言ってることが本当なら




会えるかもしれない、お前に

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