第7話 ページ8
あの後私はどうやって帰ったのか覚えてないほど放心状態だった
気づいたら家にいた
初めてのキスがあんなシチュエーションなんて最悪だ
「大丈夫?お風呂沸かしといたよ」
「ご飯作ったけど食べれそう?」
「洗濯干しといたよ」
いつもは家事なんてやらない兄がここまでやるんだ、相当私の状態が良くなかったんだろう
お礼もいえず、ただ悲しみに昏れることしか出来なかった
あーなんか、また涙出てきた
『ぐすっ、』
「A、こっちおいで」
お兄ちゃんは大きくて暖かい
安心感からどんどん涙が出てくる
「いっぱい泣きな」
そう言って頭を撫でてくれる
高校に入ってからいっぱい反抗しちゃってごめんなさい
勝手に心の中で反省会をして瞼を閉じた
_________
Aが寝たのを確認したあと、そっとベッドに寝かせる
そして俺はレオに電話した
「レオ、どう?」
《とりあえず退学でいいか?》
「うん、よろしくー」
レオに頼めばパパーッと消してくれるしほんと楽〜
《Aは?大丈夫そうか?》
「なんとか、今は寝てる」
《そっか、なら良かった》
《また同じようなやついたら困るし、俺のSP1人付けるか?》
「んー、それはいいや」
《なんで?》
「俺とレオで守ればいいでしょ?」
《ったく、お前ってやつは...》
そして通話終了
寝ているAに俺は
_______そっとキスをした
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成瀬の瀬(プロフ) - らーさん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです!これからも頑張ります! (2023年3月25日 0時) (レス) @page6 id: d3e2b976ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:成瀬の瀬 | 作成日時:2023年3月24日 17時