第4話 ページ5
あの後ともりに散々いじられ
2人にブチ切れて教室へ戻った
席について机に突っ伏していたら
「よーシスコン」
『...まさか、』
まさかこいつにも話したのか...?
「いやーびっくりしたな、お前が中学までお兄ちゃん大好きだったなんて」
いちばん知られたくなかったやつに知られてしまった
意外と可愛いとこあんじゃん とか言ってニヤニヤしてやがる
『あの無気力のっぽめ...』
多分、今めちゃくちゃ顔赤い
「まあ安心しろって、誰にも言ったりしねぇから」
『ほんとか?信じてるぞ?』
「そっかそっか、甘えん坊な妹だったんだな」
『やめろ』
せめて席が遠かったら、違うクラスだったらこんないじられることもなかったのに...!
「今は好きじゃねーの?」
その話さっきしたし
「どんな風に甘えてたのか気になるわ」
流石に詳しくは教えてないんだよかった!!
『知ってどうするの』
「別にどうもしねーよ」
嘘だな、何するつもりだ
「御影くん呼ばれてるよ〜」
「おー今行く」
「じゃ、また後で詳しくな」
誰が教えるがボケ
__帰宅後___
『お兄ちゃんのせいで散々いじられたんだけど』
「んー良かったじゃん」
『何も良くないが?』
「まぁいいじゃん本当のことだし」
『ていうか、動きずらいから抱きつくのやめて』
「昔は喜んでたのに〜」
『昔は昔でしょ!』
「お兄ちゃんと離れたくないって号泣しながら勉強してたの懐かしいね」
『あのさぁ...まじやめろ』
「一生お兄ちゃん離れできないんじゃない?」
『私は赤ん坊か?』
「俺から見たらずっと赤ん坊だよ」
『おい』
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成瀬の瀬(プロフ) - らーさん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです!これからも頑張ります! (2023年3月25日 0時) (レス) @page6 id: d3e2b976ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:成瀬の瀬 | 作成日時:2023年3月24日 17時