凪誠士郎の片割れちゃん (ページ14)

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第１３話ページ14

「拒否しマース」

「ちょっと」

『あ、お兄ちゃん』

日和さんとともりとグダグダ話していたら兄が日和さんの首根っこ掴んで私から引き剥がす

「痛いです、お兄さん」

「何お兄さんとか呼んじゃってるの」

「えーだって私と凪さんは将来結婚するから」

んー？日和さーん？？？

「日和っちがAと結婚するなら私は2人の子どもで」

ともりまで何言ってるの...

「全部認めない、Aは俺と結婚するから」

いやあんたもかい！！

『馬鹿なこと言わないでよ...』

「なんで？Aが言ったんだよ俺と結婚するって」

『それは昔の話でしょ！！』

「「(昔は言ってたんだ)」」

ともりと日和は同じことを思った

「つい最近のことだけど」

『私が5歳の時の話でしょ！』

「去年までお兄ちゃんとする気満々だった」

『寝言は寝て言え』

「凪さんって甘えん坊さんだったんですね」

ちょっと日和さん？なに言ってるの？

「そうそう、お兄ちゃん離れできてないんだよ」

『できてますけど？』

「でもAは"お兄ちゃん大好き♡"ってつい最近言ってたんでしょ？」

「言ってた」

『言ってねーよ』

「いいなー私も凪さんに言われたいなー」

『日和さんは余計なこと言わない』

「お兄ちゃんの特権だから無理」

「えー私は凪さん大好きだよ」

『あ、ありがとう...』

「もう本当に好き...」

『ちょ、日和さん、くすぐったい...笑』

「可愛いよ凪さん」

「私らなに見せられてんの？」

「Aから離れないとあいつみたいに退学させる」

「ガチギレしてんの草」

『あいつみたいに、って、何』

「「あっ」」