凪誠士郎の片割れちゃん (ページ2)

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第１話ページ2

＿＿ﾁｭﾝﾁｭﾝ

カーテンから射し込む光で目を覚まし

『んん...』

重い身体を起こし横で寝てる兄を叩き起す

『お兄ちゃん、起きて』

｢ｲﾃｯ、なんだAか〜おやすみ｣

『ちょっと』

兄から布団を引っペがして無理矢理起こす

いつも通り顔を洗って髪を整える

その間兄はゲームのログイン

朝ごはんはその後

『お兄ちゃんご飯できたから食べて』

｢食べるのめんどくさい｣

『食べないと力入んないよ』

｢それでいいよ〜｣

『はぁ...』

大きな溜息をつきながらも兄の口に無理矢理突っ込む

｢ングッ｣

｢鬼...｣

『聞こえてんぞ』

全ての準備を終わらせたらチョキに行ってきますの挨拶

｢んじゃチョキ、行ってきますピース｣

『行ってきますピース』

＿＿＿＿＿＿＿＿＿

移動教室で一緒になることはあるけど兄とはクラスが違う

『じゃあまた放課後ね』

｢うぃーす｣

教室入って何が1番ウザイって...

｢そんでさぁ＿＿＿｣

｢まじ？やっばw｣

私の席が隣の席のヤツのせいで占領されているのだ

｢ちょっと邪魔｣

｢おっ、A様じゃんおっはー｣

『...おはよう』

私は”あの事件”以降A様と呼ばれている

正直ばかうざい

自分の席についてイヤホン装着

やっと奴らがいなくなったと思ったらうるさい原因が話しかけてくる

｢今日はなんの曲聞いてんの？｣

最初は聞こえないフリしてたけど今ではそれも意味が無い

前無視した時イヤホン取られたし

『英語のリスニング』

｢お前バカなんだからんな事しても意味ねぇだろ｣

そう、こいつはいつも私をバカにしてくる

早く席替えしたい

ここから先は無視を決め込みます、いつもそうなので

何がウザイってこんなに無視してんのにちょっかい出してくることだよね

だからあんたのファンに目つけられるんだよ

『はぁ、しつこいよ』

『＿＿＿＿＿御影くん』