メランコリー 6 ページ7
「おまえらは私の家でナンパ合戦をする為に来たのか?よそでやってもらえる?」
「も〜そういう冷たい事言っちゃって!私と翔太さんがちょっと話してるから妬けちゃったんでしょ?」
「Aはツンデレさんだなぁ」
「その口縫いつけるぞ。」
苛立ちを覚えながら睨めば、「怖いね」なんて和解しだすものだから。
「……むかつく。」
大切なものでも奪われたかのような喪失感とか。はたまた普通にウザったいと言う気持ちとか。
そんなものがぐちゃぐちゃに混ざり合っていて難しい
大人になったら難しいものなんてなくなると思っていたのに…やっぱり、なくなってくれないや。
私が無言で部屋に戻ったからか、後ろから「あれやばくないですか」「僕も勘がやばいって言ってる」なんてこそこそ話が聞こえる。こう見えて地獄耳なんで聞こえますよ。
苛立ちをどうにかしようと思った結果、止めておこうかと遠慮した某ゾンビゲームを容赦なく開き、音量を少し大きめ(近所迷惑にはならない程度)にして電気の明るさも少し下げる
そのせいで視力が下がるのは嫌だからブルーライトカットメガネなんかをかけて2人が部屋についた瞬間にゲームを始めた
「え?いや馬鹿なの?は?私を殺す気なの?」
「うん」
「めっちゃ正直じゃん。」
あえてギリギリまで敵が近づくまで放置したり、あえて大量に敵を湧かせて後ろのビビっている2人の叫び声でなんとなくすっきりしてくる
あ、もちろん死なない。私案外強い。
そしてビビっている所が最高潮になった瞬間、
「わっ」
「「ぎゃあぁぁぁぁ!!!!」」
……その辺に転がっていたねずみのおもちゃ(尚持参したのは萌愛)を2人の顔に投げつけてやった。
いい気味である。
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作者名:るなは | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Runaha1/
作成日時:2018年5月4日 17時