検索窓
今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:2,905 hit

メランコリー 5 ページ6

「遠慮なしにお酒飲んでたねざまぁ」

「うっせぇぞ面食い。」

「悪かったな独身」

冗談を言いながら返信した文章なのだが、酒が入っているせいか変な気がする

「お酒飲んでて行けない、むり」…と自分は送ったのだが、なんか変な感じする。語彙力が風船のようになっている感じがする。

「え、お酒飲んでるの!?二日酔い起こさない程度に程々に飲んでよ…?と言うか、お酒飲んでるって事はA明日はおやすみ!?一緒にいこ?」

…どうしよう、断りづらい。

てか今の文章をくみ取ってくれるこいつは天才だ。「どうしてこうなった?」って事をよくしでかすが天才だ。いや天災と表記した方がいいのかこの場合。

「ねぇねぇ、彼氏さんの写真はー?」

「ごめん黙ってそこの棚の卒業アルバム」

「罵倒しながら教えてくれるぅ〜!やっさしぃ〜!」

「いやごめんマジうざい」

その次に返信する事をまるでメッセージ風乙女ゲームと同じくらい悩みながらどうしようか戸惑っていれば、唐突に電話がかかってくる

「お、スピーカーにして」

「黙れ卒業アルバム読みながらニヤけてる奴。…もしもしー?」

「あ、こいつ私の事無視して電話出やがったよこのやろ」

『……?誰かと一緒にいるのー?』

「スピーカーじゃんAマジ神」

あー、後ろで騒いでるのは無視してーと言いながら、ゲームを開く

『で?A、明日一緒にマグカップ買ってくれる?』

「んー、場合による」

ポチポチと設定をいじっている所を見て後ろの騒がしい奴は「えー、めっちゃ声かっこいいー」とか言っている。黙れ面食い声豚。

『曖昧だなぁ。……ねぇねぇ、そっち行ってもいい?』

「ごめんなんて言った?」

「え、是非来てください!むしろお願いしたいです!」

「お前はマジで黙っとれバツ5」

「結婚してねえわ考えろ」

『仲良いねぇ…。じゃあ、行っていい?』

「いや、だからなんでそうなるの………切られた」

「マジ!?来るの!?」

「…かもね。」

ふっと時計を見ればまだ8時だ。時間は大丈夫そう。

ゲーム変えようか…と考えていればふいにチャイムが鳴る

「あ、私出てくるー」

萌愛がそう言って出たのを目で確認しながら、ゲームのカセットをいじっていた時だった


「わ、イケメンさんですねー!私とても好きですよ」

「え、そうですか?あなたもすごく可愛いですね…!」

そんな会話が聞こえてきて、たまらず私はゲーム機をぶん投げた



--------------
テスト期間です。心が死にます。

メランコリー 6→←メランコリー 4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (22 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
39人がお気に入り
設定タグ:歌い手 , 天月   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:るなは | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Runaha1/  
作成日時:2018年5月4日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。