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ページ27

紅の事だからきっと大丈夫



大丈夫、だと思っていても…



嫌なざわつきがグルグル自分の中を巡る…_________



纏の火力を上げていると視界の隅にチカッと光が映り込む



下から私に向かって巨大な焔の玉が向かって来ていて



それらを視界にしっかり捉えると、纏の上で体勢を整え弾く



焔の玉が飛んできた方向に目を向け眉を顰める



そこには森羅と…



「……鬼」



あの日



紺炉が戦った焔ビトと同じ



角が映えている、鬼の焔ビトだ



1度目は紺炉、2度目は紅が最大火力で倒した鬼が出るなんて…



「紅の所へ行く前にまずこいつから片付けないといけないみたい」



次々に飛んでくる焔の玉を躱しながら、鬼に目掛けて急降下する



「森羅、退きなさいっっ!!!」



「Aさん、そいつは強度が…!」



森羅の焦る声が聞こえると同時に周りに漂わせていた纏を一斉に鬼へ向けて放つ



そして、降下の勢いそのままに手元に焔を集中させながら構える



「流儀 華炎」



地面の割れる音と焔同士がぶつかり合う音が辺りを揺らす



土煙が上がる中、動きを止めず鬼に拳と蹴りを繰り出し続ける



先程の攻撃で体に少し傷は付いているものの大した傷ではなく、私の動きに着いてくる鬼



流石に硬い



いくら焔を手に纏わせて直接触れていないとはいえ、鬼の体が硬すぎて拳が持ちそうにない



鬼からの攻撃は受け流せるし、焔での攻撃なら弾ける



だけど、相手にヒビでもいれない限り戦況は変わりはしない



大きな拳を鬼に1つ入れると地面に手を付き跳躍し距離をとる



「Aさん!あの鬼、今までの鬼より体が硬いんです!いくら攻撃しても通らない…!」



そう言う森羅を横目でチラリと見ると複数の傷が刻まれ、頬なんて赤く腫れ上がっていた



1人でこの鬼を…



「森羅、心配ないわ?貴方はゆっくり休んでなさい」



着物を捲り、太腿に携えていた刀を2本スラリと抜く



「よく頑張ったわね。後は…」



少しだけ森羅を振り返り、ニコリと笑って見せる



新羅は呆けた表情を浮かべていたけれど、剣をしっかり握り足に力を込め前を見据えた



「任せな」



双剣に焔が反射して、刀身がゆらりと光った…___________








実力差→←火柱



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設定タグ:炎炎ノ消防隊 , 新門紅丸 , 第七消防隊   
作品ジャンル:アニメ
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ルナ(プロフ) - たにーさんさん» 次々に読んで下さるなんて…!ありがとうございます!紅丸様かっこいいですよね!男気溢れてるとこ大好きすぎる!コメント、とても励みになります! (2020年10月9日 7時) (レス) id: 55c48036e0 (このIDを非表示/違反報告)
たにーさん - 面白いです、初め呪術迴戦から来たけど炎炎ノ消防隊にもはまりました、因みに私も推しは紅丸様です!これからもたくさんいい作品を残してください (2020年10月8日 22時) (レス) id: 0ff6ba9ef6 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 環さん» マジすか、ありがとうございまっす!私、嬉死しそう。病院でキュン病と診断される事を切実に願っておりますわ← (2020年7月7日 7時) (レス) id: 55c48036e0 (このIDを非表示/違反報告)
- 最高すぎてさっきから心臓が痛いです。病院行って来ますわ← (2020年7月7日 0時) (レス) id: d54dba2782 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 紗奈さん» 幾つも作品読んでくださりありがとうございます!励みになります! (2020年5月2日 8時) (レス) id: af238d4901 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルナ | 作成日時:2019年11月2日 15時

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