気持ち ページ20
「Aさんが舞うのはいつですか？」
「炎舞を披露するのは日が沈むと同時ね。それまではこの格好で浅草を歩いたり飛んだり、街の人達との親交を深めるの」
「飛んだり…？？」
「そんな単語が出てくるのはAと紅ぐらいだからそう悩まなくていいぞ、嬢ちゃん」
「
「確かに」
「合ってますけど言い方！」
アーサーと桜備と森羅の言葉に場が和やかになる
その間に金髪の小柄な少女に近付き、ニコリと微笑む
「初めまして、あなたがアイリスね？話は茉希と環から聞いてるわ。私は鳳凰 A。よろしく」
「こちらこそよろしくお願いします、Aさん。お誘いありがとうございます」
アイリスは茉希と環から聞いていた通りのまるで天使のような子だ
アイリスみたいな女の子らしい子が男性からは好かれやすいのよね
チラッと少し離れた所にいる紅を見ると偶然目が合い、勢いよく逸らした
何でこっち見たのよ…！
あの日から何となく気不味くて、紅と2人きりになるのを避けまくっているのだが
流石にちょっとやり過ぎな気もしていて
私も紅と話せないのが続くのは寂しいし…
別に接吻が嫌だったわけじゃないし、どちらかと言うと嬉しかったというか…
でも、何時もなら分かる紅の気持ちが今は全く分からない
紅は一体どう考えてるんだろう
「私も初めましてだな。第5の大隊長、プリンセス火華だ」
「ようこそ大隊長さん。火華と呼んでも？」
「構わん、好きに呼べ」
「えぇ、火華」
他所の大隊長を呼び捨てにするなんて他の人には考えられないんだろうけど
第5の大隊長、て呼ぶのはあまりにも長いから
「A、そろそろお披露目だろ。行くぞ」
「え、もうそんな時間？」
紅の言葉にハッと空を見上げると、少し日が傾いている
炎舞の前には浅草を回らなくてはいけない
「今年も紅に運んでもらえ、A」
「う、ん…」
紺炉の言う事は最もなんだけど、いきなりハードルが高過ぎる
ついついぎこちない返事をしてしまうと
「…掴まれ」
紅に手を引かれ少し宙に浮いている纏いの上に乗せられる
「行ってこい」
「日が沈むまでには戻ってくる」
「皆、楽しんでてね」
紅も纏の上に立って乗り、空へ舞い上がる
頬を撫でる風が気持ちいい
「…落ちんなよ」
「誰に言ってるの」
紅に言い返しながら街を見渡した
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ルナ(プロフ) - たにーさんさん» 次々に読んで下さるなんて…！ありがとうございます！紅丸様かっこいいですよね！男気溢れてるとこ大好きすぎる！コメント、とても励みになります！ (2020年10月9日 7時) (
レス) id: 55c48036e0 (このIDを非表示/違反報告)
たにーさん - 面白いです、初め呪術迴戦から来たけど炎炎ノ消防隊にもはまりました、因みに私も推しは紅丸様です！これからもたくさんいい作品を残してください (2020年10月8日 22時) (レス) id: 0ff6ba9ef6 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 環さん» マジすか、ありがとうございまっす！私、嬉死しそう。病院でキュン病と診断される事を切実に願っておりますわ← (2020年7月7日 7時) (レス) id: 55c48036e0 (このIDを非表示/違反報告)
環 - 最高すぎてさっきから心臓が痛いです。病院行って来ますわ← (2020年7月7日 0時) (レス) id: d54dba2782 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 紗奈さん» 幾つも作品読んでくださりありがとうございます！励みになります！ (2020年5月2日 8時) (レス) id: af238d4901 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルナ | 作成日時：2019年11月2日 15時
