13日目 ページ14
「好きです…!僕と付き合ってくださいっ!」
ジェイドとフロイド
借りればよかった…
目の前で頭を深く下げて手を差し出している男子生徒に眉を下げる
困った
多分、写真とか隠れて撮ったり、私の周りを調べ回ってるのってこの人だ
よく目が合うし、行く先々で会う事もあるし
『えーっと…気持ちはありがたいけど、お答えする事はできません。ごめんなさい』
あまり刺激しないように…
「どうしてですか?」
『私は貴方の事をよく知らないし、貴方も私の事あまり知らないと思うし』
「僕は君の事をよく知っているし、僕の事はこれから知っていけばいいじゃないですか。それは断る理由にはならないですよ」
よく知らない人とお付き合いはしたくないし、今のが本音だったんだけど
「他に好きな人がいるんですか?僕よりも君を愛している人じゃないと僕、納得できませんから」
勢いよく私に詰め寄ってくる男子生徒に冷や汗が垂れる
『私…』
「私?」
もう正直に“好きな人はいないし、付き合う気もない”って言ってしまおう
その後どうなるか分からないけれど
そう思った瞬間、男子生徒の肩越しに見慣れた黒髪が揺れて
思わずそちらに走って、その人の腕を掴んだ
『この人とお付き合いしているので、貴方とはお付き合いできません!ごめんなさい!』
私の声にその場は静まり返る
隣からの視線が痛いけれど
もうどうにでもなれ…________!
…
45人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
NA - 面白いです!!続きが気になります! (2023年1月8日 23時) (レス) id: 9c547ad202 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ルナ | 作成日時:2021年5月4日 18時