死ね ページ23
A｢この魔法が欲しい？
絶対に渡さない………｣
私はナイフを取り出すと胸に突き立てた
ヴォルデモート｢待て！！！！
その力が必要なのだ！！
破れぬ誓いを立てただろ？
もう誰も殺さない！
誓っただろう｣
マルフォイ｢A！！！！｣
A｢皆を返して！！！！
今すぐ生き返らせてよ！！｣
ヴォルデモート｢生き返らせる事は出来ない
分かっているだろう？
英霊となったのだ
お前の両親もな……｣
A｢……………業火に焼かれて死ね｣
私はナイフを胸に突き刺すと地面に膝を付いた
皆｢っ！！！！！！！！｣
ヴォルデモート｢やめろ！！！！！！！｣
A｢うっ………いっ………！！！！｣
私は体を起こしナイフを抜くと投げ捨てた
A｢はぁ……はぁ……はぁ……｣
マルフォイ｢A！！！！
だめだ……しっかりしろ！！｣
地面に手を付くと血はボタボタと垂れ
意識が朦朧として倒れた
A｢ん…………………｣
目を覚ますと白い天井が見え
手には温もりを感じた
私は手を見るとマルフォイが手を握り
ベッドに頭を置いて眠っていた
A｢マルフォイ………｣
私は呟いた
体を起こし周りを見渡すと
マルフォイの家で寝かされていた様だった
マルフォイ｢ん………｣
マルフォイは目を覚まし体を起こすと
私を見ると抱きしめた
A｢マルフォイ………｣
マルフォイ｢いつ目が覚めた！？
何故すぐに起こさないんだ！！｣
A｢今目が覚めたの｣
マルフォイは体を離すと涙を流した
A｢っ…………………｣
マルフォイ｢良かった………｣
A｢皆は？
ヴォルデモートはどうなったの？｣
マルフォイ｢あれから3ヶ月経っている
ポッターも
ウィーズリーもグレンジャーも皆無事だ
ヴォルデモートは分霊箱を全て壊され死んだ｣
A｢っ……………………終わったの……？｣
マルフォイ｢終わった
Aがヴォルデモートに心を渡していれば
勝ち目は無かった｣
A｢そっか………良かった………｣
私は涙を流すとマルフォイは抱きしめた
マルフォイ｢A………本当に良かった………｣
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作者名：Runa | 作成日時：2024年2月24日 0時
