ポッター少女は恋をする≪炎のゴブレット≫ (ページ11)

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選手発表ページ11

A｢おえっ………ゴホッゴホッ

おえっ…………｣

私は便器に向かって吐いていると
誰かが優しく背中をさすった

振り向くとハーマイオニーがいた

A｢ハーマイオニー……｣

ハーマイオニー｢大丈夫？｣

A｢吐いて少し楽になった｣

ハーマイオニー｢無理しないで

辛い時は辛いって言っていいのよ

ハリーに言いにくいなら私が聞くわ｣

A｢…………………

ワールドカップの日…夢を見た

ヴォルデモートが
ピーター･ペティグリューと話してて

おじいさんが死の呪文で殺された夢……｣

ハーマイオニー｢ハリーも
同じ夢を見たって言ってたわ

シリウスに手紙を出してたから
返事があれば伝えるわね｣

A｢ハーマイオニー………

私には夢だと思えなかった……

本当に殺されてたらどうしたらいいの……｣

私は俯き涙を流すとハーマイオニーは抱きしめた

ハーマイオニー｢ただの夢よ

誰も死んでなんかいないわ

大丈夫｣

ハーマイオニーは私の背中を撫で
しばらくすると私は落ち着きを取り戻した

A｢ハーマイオニー…ありがとう｣

ハーマイオニー｢友達なんだから当然よ｣

私達は微笑みトイレから出るとマルフォイが立っていた

ハーマイオニー｢まだいたの？！｣

マルフォイ｢Aの教科書とローブを持ってるからな｣

A｢あ………ありがとう｣

私はローブを羽織り教科書を受け取ると寮へ戻った

木曜日

私達は大広間に集まり選手発表を待っていた

A｢はぁ……………｣

マルフォイ｢浮かない顔だな｣

A｢そんな事無いよ｣

私は椅子に座りボーッとすると
ムーディ先生の授業を思い出した

ムーディ先生の授業は
必修科目だから嫌でも出なくてはならない

あの1件以来
私はムーディ先生と必要最低限しか喋らず
近づかないように心がけている

A｢マルフォイ……心配してくれてありがとう｣

マルフォイ｢礼は言わなくていい｣

するとダンブルドアは大広間へと入ってきた

ダンブルドア｢着席

よいか？

待ちに待った時がやってきた

代表の発表じゃ｣

ダンブルドアは明かりを小さくすると
炎のゴブレットに手をかざした

火は青から赤へ変わりゴブレットからは
紙が飛んできた