ポッター少女は恋をする≪賢者の石１≫ (ページ8)

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大男ページ8

ペチュニアもダドリーもパニックを起こし
抱き合っていると
ハリーは何とか手紙を手にしようと
ぴょんぴょん飛び跳ねている

A｢ハリー手紙！！｣

さっき拾った手紙をハリーに渡すと
ハリーは物置小屋へと走った

バーノン｢よこせハリー！！！！｣

バーノンは物置小屋へと走るハリーを捕まえ
手紙を読ませまいと抱きかかえる

ハリー｢離して！！

僕達の手紙だ！！
A手紙を読むんだ！！！！｣

ハリーが叫ぶ事など見たことが無かった私は
オロオロとその場に立ち尽くしている

バーノン｢もうたくさんだ！！

家を離れるぞ！！
遠くへ行くんだ！！
見つからない所へ！！｣

ダドリー｢パパがおかしくなっちゃった！！｣

バーノンはそういうと
私とハリーを抱きかかえ車へと放り込んだ

どの位遠く離れたのだろう

海に囲まれた所に
ポツンと立つ塔の中へ私達は移り住んだ

手紙は全て没収され燃やされてしまい
結局中に何が書かれていたのか読むことも出来なかった

A｢ココ最近変な事ばかり
ガラスが消えてダドリーが水槽に閉じ込められたり
沢山の手紙が家に入ってきたり｣

ハリー｢そうだね｣

A｢怖いの
何が起こっているのか分からないから｣

ハリー｢大丈夫
僕が守るって言っただろう？｣

A｢ハリー……ごめんなさい……

私あの時手紙を読めなくて…｣

その時ダドリーの腕時計が12時を告げ音を鳴らす

ハリー｢誕生日おめでとうA｣

A｢誕生日おめでとうハリー
色んな事があって誕生日ってすっかり忘れてた｣

ハリー｢きっとこれからいい事が起こるよ

今まで起きたことはその前触れなんだ
だから怖がらなくて良い｣

A｢そうだね……｣

ハリー｢疲れただろ？
少し寝た方がいい｣

A｢ハリー｣

ハリー｢ん？｣

A｢大好きだよ｣

そう言うとハリーは私の髪を撫で
私はゆっくりと目を閉じたその時

玄関を蹴るような物凄い物音に目を開ける

A｢なに！？｣

こじ開けようとしているのか
何度もドンドンと玄関は音を立てる

呆然と立ち尽くしていると
ハリーは私の手を引き身を隠した

バーノンとペチュニアは
2階から猟銃を構え降りて来た

バーノン｢だれだ！！？｣

そういうとドアは大きな物音と共に倒れた

ペチュニア･バーノン･ダドリー｢うわぁぁっ！！！！！｣

？？？｢すまんかったな｣

玄関から入って来た大男は倒した玄関を
もう一度はめ込んだ