ポッター少女は恋をする≪賢者の石１≫ (ページ47)

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楽しいひと時ページ47

その日私とナルシッサさんとマルフォイは
夕食を食べたりケーキを食べながら談笑し
楽しいひと時を過ごした

部屋に戻りベッドに座ると
緊張の糸が切れベッドに倒れ込んだ

A｢見えているようで見えていないか……｣

その通りだと思った
ここ何日かハリー達は図書室に入り浸り
何かを探している

何を探しているのか聞いても答えてくれず
入学した時のような孤独感を感じていた

A｢ハリーはクリスマス楽しんでるかな｣

体を起こし窓から星を見つめると
首元にヒヤリとした感触が体を伝う

A｢っ！！！！｣

感覚に驚き振り返ると
私よりも驚いたマルフォイが立っていた

A｢何してるの……？｣

マルフォイ｢いいから星を見てろ｣

マルフォイは私の体を窓の方へ向けると口を開いた

マルフォイ｢父上の事すまなかった

悪い人ではないんだ｣

A｢ルシウスさんは間違ったこと言ってない

見えてるようで見えてない
ハリー達が何をしているのか知らないんだもの

同じ場所にいるのに……
ハリーは遠い所にいる｣

マルフォイ｢確かに見えてるようで見えていないな｣

A｢………………｣

マルフォイ｢スリザリンに来て僕は
Aと友達になれたような気がした

ポッター…ポッターとうるさいが
Aのいい所を沢山知り
ポッターの知らない事まで知れたり嬉しかったんだ

Aは僕の事をどう思ってるんだ？｣

A｢嫌な人……｣

マルフォイ｢………………｣

A｢でもすごくいい人

寂しいと感じた時に傍にいてくれたり
私の話をなんだかんだ聞いてくれる

今日だって家に招き入れて励ましてくれてる
そんなマルフォイが好きだよっ｣

マルフォイ｢それって……｣

A｢良い友達を持って幸せ！｣

私は微笑みながらマルフォイを見ると
マルフォイの顔は怒っているのか険しくなっていった

A｢え？｣

マルフォイ｢父上の言った通り
何にも見えてないんだな！｣

頭の上にはハテナが何個も浮かび戸惑っていると
マルフォイは自分の首をトントンと叩いた

A｢え？｣

周りを見回した後自分の首元を見ると
いつの間にかネックレスがかけられていた

星をモチーフにしているのかキラキラと光を放った
綺麗なネックレスに言葉を失った

A｢っ！！！！｣