行ってきます ページ44
大広間に行くとそこには
ハーマイオニーとロンとハリーがいた
A｢ハリー｣
ハリー｢Aどうしたの？｣
A｢あ…あの…｣
ロン｢？？？？｣
ハーマイオニー｢どうかしたの？｣
A｢クリスマス一緒に過ごそうって
お呼ばれしたんだけど
行ってもいい？｣
ハリー｢そうなの？
行っといでよっ
楽しんでね！｣
A｢ほんと！？
ありがとう！
じゃあまたクリスマス明けにね！｣
そういうと私は大広間をかけ出した
ハリー｢A誰に呼ばれたんだ？？｣
A｢マルフォイだよ！
じゃあね！｣
私は部屋へ戻り荷物を準備すると
マルフォイの待つ門へと急いだ
ーハリーsideー
帰る家がない僕は大広間で
ロンとチェスを楽しんでいた
ハーマイオニーは帰るみたいで
準備を済ませ挨拶に来た
その時
A｢ハリー！｣
Aは緊張した面持ちで僕に話しかけてきた
ハリー｢どうしたの？｣
A｢あ…あの…｣
何か言いたげにモジモジとしているAに
訳が分からず僕とロンは目を合わせる
ロン｢？？？？｣
ハーマイオニー｢どうかしたの？｣
ハーマイオニーが尋ねるとAは口を開いた
A｢クリスマス一緒に過ごそうって
お呼ばれしたんだけど
行ってもいい？｣
Aがクリスマスパーティに呼ばれたと聞いて
心の底から嬉しさが沸き上がってきたのだ
ついにAも他の子と同じように
クリスマスを楽しめるんだ
そう思うと僕の答えは一つしか出てこない
ハリー｢そうなの？
行っといでよっ
楽しんでね！｣
僕がそういうと目を輝かせる
よほど嬉しかったんだろう
Aは優しい子だから
僕を差し置いて一人でパーティに行く事に罪悪感で
言いだしづらかったのだろう
A｢ほんと！？
ありがとう！
じゃあまたクリスマス明けにね！｣
そういって駆け出すAの背中を見てると
微笑ましくなる
ロン｢男だったりして｣
ロンがそう呟くと
その可能性を微塵も考えていなかった僕の脳裏に
不安がよぎり念のため確認をした
ハリー｢A誰に呼ばれたんだ？？｣
A｢マルフォイだよ！
じゃあね！｣
Aは振り返り笑顔で答えると大広間を出ていった
ハリー｢………………｣
ロン｢嘘だろ…！？｣
ハーマイオニー｢ハリーどうするの！？｣
ハリー｢……無事を祈るしかないね｣
そういうと僕はチェス盤に視線を戻した
ーハリーside終ー
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作者名：Runa | 作成日時：2023年7月2日 11時
