ポッター少女は恋をする≪賢者の石１≫ (ページ34)

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助けて！！ページ34

ネビル｢うわぁぁぁぁ！！！！
助けて！！！！｣

A｢ネビル！！｣

箒は右へ左へ蛇行運転していて
ネビルを掴もうにも掴めずネビルは壁にぶつかって行く

壁にぶつかり速度が落ちたのか今なら掴める！

そう思い手を伸ばした瞬間
ネビルの箒は急降下し掴み損ねた

ネビルの箒は皆の元へと飛んでいく

フーチ｢ネビルロングボトム！！
止まりなさい！｣

マダムフーチが杖を向けるが急降下により
また速度が上がり杖を振る間もなく
ネビルは急上昇を始めた

するとネビルのローブが銅像に引っかかり
ネビルだけが銅像の元へ取り残された

A｢今助けるから！！｣

ネビルの元へ飛んでいくが
ネビルのローブがちぎれてしまい
もう1つしたの銅像に落下

ネビル｢助けて！！！！｣

A｢ネビル受け止めるから降りてきて！！｣

急いで地面に降りるとネビルのいる銅像の下で
ネビルを受け止められるよう手を広げる

ネビル｢降りれないよ！
高いもん！！｣

A｢絶対大丈夫だから！｣

その時ネビルのローブは
またちぎれ地面に向かって落ちてきた

私はネビルを受け止めようと手を広げると
ネビルは私の腕の中に落ち大事には至らなかった

だがネビルの体重により私は頭を打ち意識を手放した

？？？｢ぐずっぐずっ｣

？？？｢何で目を覚まさないんだ？｣

？？？｢皆さん病人の前では静かにしてください｣

？？？｢A｣

騒がしく賑やかな声に目を覚ますと
皆が私の顔を覗き込み心配そうにこちらを見ていた

A｢うわぁぁ！！｣

その状況に理解が出来ずベッドから跳ね起き
周りを見回すとここは医務室なのだと理解する

ハーマイオニー｢起きたのね！｣

ロン｢君ネビルを守って脳震盪を起こしたんだよ！｣

ロンのその声に私は事の経緯を思い出した

A｢ネビルは！？｣

私がそういうと椅子に座り泣いていたネビルが
私の元へと駆け寄った

ネビル｢ありがとう
君が助けてくれなかったら
僕は今頃死んでいたかもしれなかったよ｣

泣きながら私の手を握りお礼を言うネビルを見て
ホッと息を漏らした

A｢ネビル良かった｣

ハリー｢Aも無事で良かったよ｣

A｢ハリーがここまで運んでくれたの？｣

ハーマイオニー｢それは……｣

皆が黙り込むと視線は医務室の奥に注がれた

そこにはクラッブとゴイルと話をしている
マルフォイに向けられた

A｢マルフォイが？｣