ポッター少女は恋をする≪賢者の石１≫ (ページ28)

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ハリーside ページ28

ーハリーsideー

組み分け帽子は僕の意志を尊重し
グリフィンドールへと寮を決めてくれた

グリフィンドールのテーブルへと座ると
ハーマイオニーやロンが同じ寮で良かったと
笑顔で話しかけてきてくれた

マクゴナガル先生が
次に名前を呼んだのはAだった

きっとかなり緊張しているだろう
僕はAに笑顔を向け
前にAが目の前に座って来るのを心待ちにしていた

組み分け帽子と話をするAの顔が
次第に曇っていき目には涙が貯まっていた

まさか

そう思った瞬間組み分け帽子は寮を宣言した

組み分け帽子｢スリザリン！！！！｣

僕は思わず席を立ち上がると
ロンも僕の目を見て席を立ち上がった

ハリー｢A！｣

名前を叫んだが周りの歓声に掻き消され
聞こえなかったみたいで反応は無い

ロン｢ハリー…｣

ハリー｢ロン…Aは悪の道に堕ちたりしない｣

ロン｢もちろんさ
当たり前だろ？｣

フレッド｢兄妹なんだから悪の道に堕ちたら
お前が助けてやればいいんだよ｣

ジョージ｢王子様みたいだな｣

フレッドとジョージはケラケラ笑いながら言うと
僕は浮かない顔のまま席に座った

ーハリーside終ー