ポッター少女は恋をする≪賢者の石１≫ (ページ27)

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マルフォイside ページ27

ーマルフォイsideー

僕の組み分けは産まれた時から
スリザリンだと決まっている

僕の家系は代々スリザリンの家系だからだ

ただあの双子はグリフィンドールにでも入るのだろう

スリザリンが闇ならば
グリフィンドールは光となる存在だからだ

僕の組み分けは案の定スリザリン

スリザリンの上級生に歓迎されながら僕は席に付くと
案の定ハリー･ポッターは
グリフィンドールと宣言された

予想の範囲内だった
次にA･ポッターの名前が呼ばれ
何やら帽子と話しているのを見ると
緊張の面持ちから絶望の面持ちへと変わり
組み分け帽子は組み分けを発表した

組み分け帽子｢スリザリン！！！！｣

信じられなかった

同じ血が流れていながらどうして別の寮へ送られるのか

ポッターがグリフィンドールで
何故Aがスリザリンなのか

スリザリンに来て欲しくないという事では無く
兄妹なのだから一緒にさせてやればいいのに

普段人への思いやりなどこれっぽっちも無かったが
こればかりは同情せざるを得なかった

重い足取りでスリザリンのテーブルに付くAに
何と声をかけるべきか

マルフォイ｢同じ寮なんだ
これからは仲良くやろうじゃないか｣

上から言いすぎたか？
怒っているのか反応は無い
穏やかな奴ほど怒ると怖いというのは本当だったのか
何も話さずニコリともしないAに恐怖を覚え
それ以上話しかける事は出来なかった

ーマルフォイside終ー