ポッター少女は恋をする≪賢者の石１≫ (ページ17)

今日:8 hit、昨日:38 hit、合計:3,056 hit

例のあの人ページ17

ハグリッド｢どうしたハリー黙りこくって｣

ハリー｢オリバンダーの店で話を聞いたんだ｣

A｢っ…………｣

ハリー｢そいつが僕たちのパパとママを殺したんだ

この傷をつけたやつが｣

ハグリッド｢…………｣

私は鎖骨についてる傷に触れ俯いた

ハリー｢そいつを知ってるね？｣

ハグリッド｢………………｣

ハリー｢知ってるんだね｣

A｢ハリー｣

ハグリッド｢Aいいんだ｣

私の言葉を遮ったハグリッドは深く息を吐き話始めた

ハグリッド｢いいか？二人共
肝に銘じておけ

魔法使いってのはいいヤツばかりとは限らねぇ
悪いヤツもいる
昔ある魔法使いが悪の道に走ってな
そいつの名はヴォ…｣

A｢ヴォ？｣

ハリー｢紙に名前を書けば？｣

ハグリッド｢綴りがわからん…
いいか言うぞ？｣

ハグリッドは小さい声で名前を言った

ハグリッド｢ヴォルデモート｣

ハリー｢ヴォルデモート？｣

ハグリッド｢暗黒の時代があったんだ
ヴォルデモートが魔法使いたちを
暗黒の道に引きづり込んだ

立ち向かったものは皆殺された
お前たちの両親も戦ったが
奴に命を狙われて助かったものはおらん

お前たち二人を除いてな｣

A｢ヴォルデモートは私達の命を狙ったの？｣

ハグリッド｢あぁ……ハリーの額の傷と
Aの鎖骨の傷はただの切り傷じゃねぇ

それは呪いをかけられてできる傷だ
邪悪な呪いをな｣

ハリー｢どうなったの？
ヴォ…例のあの人は｣

ハグリッド｢死んだって話もある
とんでもねぇこった

奴は今もどこかで生きてる
弱ってるだけだ
だがこれだけは言える
お前らの何かが奴を追い払ったんだ

だから魔法族でお前らの名前を知らんものはおらん
生き残った双子の子だからな｣

それからは昼食を済ませて
電車の切符を買い駅へと向かった