ポッター少女は恋をする≪賢者の石１≫ (ページ13)

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グリンゴッツ銀行ページ13

クィレル先生に挨拶をすると
私たちは店の裏口へと入った

ハグリッド｢な！
お前さん達は有名だろ？｣

ハリー｢なぜなの？ハグリッド
どうしてあの人たち僕とAの事知ってるの？｣

ハグリッド｢俺の口から言うのはちいと荷が重すぎる｣

ハグリッドはそういうと
傘で壁のレンガをトントンと叩いた

ハグリッドが叩いたレンガは移動を始め壁は道を開けた

A「うわぁ……」

ハグリッド｢さぁA･ハリー
ダイアゴン横丁だ｣

目の前には商店街が広がり
沢山の人が買いものをしていた

ハグリッド｢羽ペンにインクはこの店
魔法に使う小物はそっちの店だ｣

ハグリッドは丁寧に説明をしながら商店街を歩いていく

まるでお祭りに来たかの様に気持ちは高揚し
ハリーと私は目を輝かせながら辺りを見回す

男の子｢レース用の箒だよ！｣

男の子２｢見ろよこれ！
ニンバス２０００の新型だ！｣

男の子３｢スピード最高なんだよ！｣

A｢ねぇハグリッド
お金ってどの位いるの？

私達お金持ってないの……｣

ハグリッド｢お前たちの金ならそこにあるぞ！｣

ハグリッドが指さす先には銀行がそびえたっていた

ハグリッド｢グリンゴッツ魔法銀行

こんな安全なとこはねぇぞ
まぁホグワーツの次にな！｣

中に入ると長い廊下が続いていた
横一列に銀行の職員だと思われる人たちが
忙しそうに仕事をしていると
ハグリッドは奥へとズンズン進んでいく

ハリー｢ねぇハグリッド
横にいるのは何…？｣

ハグリッド｢ゴブリンだ
頭はええが愛想のいい連中じゃねぇ
離れるなよ｣

ハグリッドのその言葉に私はハリーの手を握り
歩くペースを合わせた

ハグリッド｢A・ポッターさんの金庫と
ハリー・ポッターさんの金庫を開けたいんだが｣

ハグリッドがゴブリンに伝えると
ゴブリンはデスクから身を乗り出し私たちに話しかけた

受付ゴブリン｢鍵はお持ちですかなポッター様｣

ハグリッド｢待ってくれどっかにあったぞ｣

ハグリッドはゴソゴソとポケットを漁ると
鍵を２本ゴブリンに見せた

ハグリッド｢ほらあった！

それともう一つ用があるダンブルドア教授からだ

例の金庫に入ってる
例のあれの事だ｣

ゴブリン｢ではこちらへ｣

ハグリッドはダンブルドアからの手紙を
ゴブリンに渡すと私たちは金庫へと向かった