場地くんを見返してやる！【場地圭介】

見返してやる！11 ページ13

Aside


走って帰ってきたから疲れとだるさが襲ってきた


『はぁ…っ…はぁっ……』





何も嫌いな訳じゃない……でもトラウマなんだ



"誰？このデブ"



また何か言われるのが怖いんだ







自分の部屋に戻り、制服のままベッドに寝転んだ

そこで私の意識は途切れた









ピンポーン





パチリと目覚めるともう辺りは真っ暗で間をあけながら数回チャイムがなった


『……はい』

千冬「あ、よかった…大丈夫かよ」


『だいぶ……？』


千冬「なんだよそれ」


呆れながらこちらを見る千冬は急に帰ってしまった私のことを心配してくれていたようだ


千冬「詳しくは聞かないけどさ、体調管理しっかりしろよ？」


『うん』

こういう時の千冬は本当に優しい

従兄弟ってのもあるのか何となくわかるのかな……？




千冬「おやすみ」

『うん、ありがとね…おやすみ』

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