[学園アリス]中等部校長と高等部校長の娘(3) (ページ40)

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初等部校長と高等部校長ページ40

初等部校長と側近が蜜柑の部屋を出で本部の廊下を歩いていると高等部校長に会う｡

初校長:おや､行平校長｡

高校長:あぁ､久遠寺校長｡

初校長:今から蜜柑の所に行くんですか?

高校長:そうですが久遠寺校長は?

初校長:今行って来た帰りですよ｡

高校長:何か有ったんですか?

初校長:行平校長､私が蜜柑のｱﾘｽに関して何もご存知じゃないと思っていますね?

高校長:何の事ですか?

初校長:蜜柑のｱﾘｽの寿命ですよ｡

高校長:もしかして､蜜柑のｱﾘｽの寿命が一気に使える代わりにｱﾘｽの寿命を縮めるﾀｲﾌﾟかもしれないと?

初校長:えぇ､そうですよ｡

高校長:どうして､その情報が…?

初校長:行平校長､貴方が蜜柑との面会日に本部職員のｱﾘｽで盗聴させていただきましたよ｡

高校長:超聴覚のｱﾘｽか…｡

初校長:えぇ､そうです｡

高校長:まさか､今までの私が面会した日の全てに?

初校長:全てではないですね｡ﾆｭｰｲﾔｰｺﾝｻｰﾄ近くですよ｡蜜柑は貴方を叔父としてとても慕って頼りにしてるみたいですね｡

高校長:蜜柑が私に相談した事も知っているのか…｡

初校長:えぇ､知っていますよ｡今行けば､蜜柑が今日､私に言われた事を話すと思います｡では､私はこれで失礼します｡

そう言って初等部校長と側近は去って行ったのだった｡

行平校長は､「どう言う事だ!?」と思いながら蜜柑の所に向かったのだった｡