[学園アリス]中等部校長と高等部校長の娘(3) (ページ3)

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Part.3 ページ3

体育祭前の初等部校長の面会日

本部迷宮棟

ﾄﾝﾄﾝ…

初校長:入りますよ蜜柑｡

蜜柑:あぁ､今日は面会日か…｡

初校長:えぇ､そうです｡あぁ､このﾊﾞｯﾁを渡しますよ｡この前､渡し忘れてましたからね…｡

蜜柑:えっ…星階級のﾊﾞｯﾁ…?

初校長:確かに､渡しましたからね｡

蜜柑:ｽﾍﾟｼｬﾙのﾊﾞｯﾁなんていらんし…｡

初校長:決まった事です｡きちんと着けておくように!では､これで失礼しますよ｡

そう言って初等部校長は帰って行った｡

蜜柑:いややけど､着けるしかないんか…｡

そして､3日後

ﾄﾝﾄﾝ…

志貴:蜜柑入るよ｡

蜜柑:あっ､志貴さんこの星階級のﾊﾞｯﾁどう言う事なん!?三日前に渡されたんやけど…｡

志貴:あぁ､初等部校長から蜜柑の星階級をどうするかと､三月の新年度に向けた会議で聞かれたな…｡

蜜柑:志貴さんなんて答えたん!?

志貴:すまないな…私では何とも決めかねない､そっちで決めてほしいと言ったからな…｡

蜜柑:志貴さん､頼りない…｡どうしたら良いん?

志貴:初等部校長も言ってただろう?

蜜柑:うーん､やっぱり着けるしかないんやな…｡

志貴:そう言う事だ｡そうだ､中等部の勉強はきちんとしているか?

蜜柑:うーん､しとるよ｡難しい…｡

志貴:まぁ､頑張れ…｡私と高等部校長も勉強は見るから｡

蜜柑:うん｡

暫くして…

志貴:蜜柑､また来るから勉強を頑張るようにな｡

蜜柑:分かっとるよ｡

そして､体育祭の日がやって来たのだった…｡