vampire ― Rinu

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莉犬くんのお言葉に甘えて家まで送って貰うことにした



〜帰り道〜





莉犬「ねえ(人1)ー？………俺のこと誰かに言った？」



(人1)「言ってないよ？」



莉犬「そっかぁ………」




何故かそのとき莉犬くんは悲しそうな顔をしていた



彼が何を考えてこの質問をしたのか分からないけれどきっと寂しいのかな…って思った





(人1)「なにか悩んでるの？」


って聞いても 首を横に振り


莉犬「だいじょーぶ」

と笑うだけ






何かを隠している笑顔



出会った頃からこの笑顔しか見たことがない


彼は一人で悩みを抱えているんだろう。


頼って欲しいな…


色々考えているうちに自分のアパート前についた

(人1)「あ、ここ」


莉犬「ここかぁ」



莉犬くんは私の住むアパートを見上げていた




(人1)「送ってくれてありがとう、ラーメン美味しかった！！また明日ね、気をつけて帰ってね」




莉犬くんからの返事を待っていたけど莉犬くんは上を見上げたまま

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