【番外編】夏祭り�� ページ22
Aside
焼きそばとたこ焼きを買って、人の流れに逆らって進む
屋台の後ろの木々の間を通り、石段を登る
私達の間に会話は無く、遠くから聞こえる人の声と
自分の心臓の音だけが煩く聞こえた
『…るぅとさん、？』
「もう着くよ」
登りきった所で、広々とした高台に出た
『うわぁっ…！』
私は目をキラキラさせて夜空を見る
「昔、みんなでここ来てたんだぁ。な組のメンバー以外に教えたの、Aがはじめて」
はじめて、だなんてドキドキしちゃう
彼からの特別扱いに何度だってときめいちゃって、これは治んないなぁ
彼は見やすそうな芝生にシートを敷き座り、隣を叩く
「ほら、おいで」
広げられた両手と、甘い声、優しく微笑んだ顔に
私はつい浴衣なのを忘れて彼に飛び込んだ
「わぁ！」
「え、？どうしたの、急に…」
『…おいでって言われたから来たんですけどぉ。だめぇ？』
彼はふにゃっと笑って言う
「だめじゃないっ！」
そのまま、後ろに倒れ込んで
寝転がりながら夜空を見上げる
『…ん』
擦り寄ってみれば、彼は優しく頭を撫でてくれる
『はなび、まだぁ？』
「んーとね、あ、もうくるよ？」
そして、数秒経ったあと
ひゅーっと音が聞こえ、空一面に花が咲いた
その花は私の瞳いっぱいに映ってきて
心だけじゃなく、体までも吸い込まれそう
『…わぁ』
花火に釘付けになっていると、視線を感じる
ちらりと横を見ると、彼はわたしをうっとりとした目で見つめていた
『るぅとさん、？』
「…て…れ…かも」
彼の言葉は花火によって1度かき消された
なんて？と聞き返してみれば、恥ずかしそうに口を手で覆って答える
「見惚れて花火みれないかも…」
『へ、？』
「…なんか、A綺麗」
「惚れ直しちゃいそう」
彼の甘やかな台詞に顔が熱くなる
「…あれ、耳赤い」
『っう…言わないでっ』
「んーかわいい」
そして、ほっぺにそっとキスをした
可愛いって言わないで
花火が見れなくなっちゃうから
「…っあ、にこちゃんマークだ」
『えぇ！？どれどれ…？』
彼はクシャッと笑いながら空を指さす
『っふふ、形崩れちゃってるねw』
「ほんとだぁ」
何気ない会話が私の心を温めた
・
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痛い奴(プロフ) - 追記: 現時点で消去されたぽいので、あの方がまたしないように多少1ヶ月位は様子見が必要だと思いますが、ひとまず安心…… (2022年1月5日 12時) (
レス) id: 366cb98bc0 (このIDを非表示/違反報告)
痛い奴（??????*??）(プロフ) - 一応私ともう1人の方が注意、通報はしましたが、あちらの運営が少人数体制なのもあり、中々対応が遅れているぽいです……。 (2022年1月5日 12時) (レス) id: 366cb98bc0 (このIDを非表示/違反報告)
碧い人。(プロフ) - 初コメ失礼します。盗作の件、読者である私からしてもとても悔しいです。ぺろんさんが書いてきたこちらの小説を、さも自分のものかのように語っているのが本当に悔しくて…。あちらのサイトのアカウントで読者目線として私が注意してもよろしいでしょうか…？ (2022年1月5日 11時) (レス) @page24 id: b34a8eab82 (このIDを非表示/違反報告)
ぽてと - リクエストいいですか??(≧ω≦)るかちゃんと💛くんが絡みすぎて，夢主が嫉妬するやつを作って欲しいです!!前にもるかちゃんと💛くんに嫉妬するお話があったじゃないですか，それが面白くて~採用されると嬉しいです。ꪔ̤̮♡ (2021年11月17日 20時) (レス) id: 70448103e2 (このIDを非表示/違反報告)
ぽてと - 携帯が水没して音が聞こえない状態です( ᵒ̴̶̷᷄꒳ᵒ̴̶̷᷅ )🥺なのでぺろんさんの占ツクをずっと読んでおります，続き楽しみすぎて~ゆっくりぺろんさんのスピードで頑張ってください！ (2021年11月16日 19時) (レス) id: 70448103e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぺろん
| 作成日時：2021年4月1日 8時
