若頭と溺愛しています

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Aside

ピチピチと小鳥が鳴く

ふわふわした頭のまま、目を開けた

『おは…よぉ、』

「おはよ」

朝起きたら、いつものように彼が先に起きてて

私を見つめてる

眠くて瞼が下がっていく

そして、ハッと目が覚める

またウトウト下がってくる

そんなのを繰り返していると、彼の笑い声が聞こえた

「っあはは、朝から可愛いことするのやめてよぉ」

『っんん…ねむたぁい』

彼は私の頭を撫でてくれる

真ん中に瑠華が居るからか、少し体を起こしてくれるのが、なんか好き

そんな事をしていると、瑠華が目を覚ました

「んぅ…」

モゾモゾと動く瑠華

あぁ、もう、可愛い

ぷにぷにな頬っぺたは、布団に潰れてて更に可愛い

るぅとさんも、にやけながら瑠華を見つめている

「ふぁぁ…」

パチッと目を開けると、ふにゃっと笑う

「ぱぱぁ、ままぁ」

「んへへ、おはよぉ」

『「おはよぉ〜」』

思わずデレデレな声が出る

るぅとさんも出てしまったようで、ハッと口を押さえている

そして、私と目が合うと照れくさそうに笑った

この時間が好き。






「ころちゃぁ〜っ！」

屋敷をとてとてと走る、瑠華

ころんさんの方に手を伸ばして走っている

「ん？あ、瑠華！」

ころんさんは、軽々と瑠華を持ち上げる

「ころちゃ、ころちゃ！」

「んー？どうしたの」

ころんさんも頬を緩ませて答える

「おさんぽ、行こぉ？」

すると、更にゆるゆるにさせた

「いいよ、？行こっか」

ころんさんは、瑠華を降ろして手を繋ぐ

「は！？ずるい！俺も！」と莉犬さん

瑠華はもう片方の手を伸ばした

「りぬくもっ！」

「んぁぁ！天使〜っ！」

莉犬さんは、瑠華の手を取るとたちまち笑顔になった

「莉犬くんも着いてくんのかよ…」

「瑠華がいいって言ったもんねー！」

幼女と両手を繋ぐ成人男性2人

大丈夫？

誘拐とかに間違われない？

だって、うちの子可愛いんだもん

「いってきまぁーす！」

『行ってらっしゃい！』

まぁ、なんでもいっか！

そんなこんなでいつも通りの1日が始まった

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