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貴「真っ黒太宰さん降臨ありがとうございますッ!!」太「え、何此の娘(頭)大丈夫?」貴「酷いッ!?」 ページ6

はい、探偵社前にとうちゃーく!

え、速すぎるだろって? ふふん、異能力遣えば楽勝なのさ! だって「探偵社前に居ない」って事を嘘にしてしまえばいいんだもん! 要するに瞬間移動だね!

赤煉瓦で造られた建物の4階、武装探偵社と掲げられた一角。

よし、入るか。

貴「お邪魔しまーす!」

ノック? ナニソレオイシイノ?

予想通り皆がぽかんとしてるよ。あー可愛いな敦君!

あ、待って? ちょっと待って?

太宰さんの目が、真っ黒だあッ!

やったあああああああ!

あ、私御鏡Aは探偵社太宰さんよりも黒の時代太宰さんの方が好きです。どっちも神だけどね。

そんな内心の悶えはおくびにも出さず、平然とした顔でご挨拶。

貴「初めまして! 情報屋をやってる『Liar』と云う者です! 何かお望みの情報がございましたら最長10分で見つけて差し上げますので、どうぞよろしくお願いします!」

活動名はテキトー。嘘憑きだからLiar。そのまんまだけどね。

国「そ、そうか……ん? 最長(・・)10分なのか? 最短ではなく?」

貴「はい。異能力の関係で、大抵の事は瞬時に判ります。そちらの名探偵さんとは違った方向ですけど」

乱「…………君、何者? 僕の『超推理』で判らないなんて、普通の人じゃないでしょ?」

疑惑の目を向ける乱歩さん。あああああああ格好良い!! 皆の絶句した顔も可愛いし格好良い!!

ゴホン……さてと、気を取り直して。

貴「さあ? まァ普通の人では無いですね。でも、戦闘能力は無いですし、推理力があるわけでもない。只の異能力頼りの情報屋です」

太「なら、私の前職も判るのかい?」

黒太宰さんついに喋ったあああああああ!!

ああああああああ真っ黒な目イケメン過ぎるよ太宰さんマジ神。

うーん……異能力遣わなくても判るんだけど、……判ってもらう為に遣ってみようか。

太宰さんにニッコリと笑う。



貴「異能力『大嘘憑きは誰?』」

漆黒の文字の羅列がぶわりと拡がる。

頭の中に大量の情報が流れ込む。

視えてくるのは、血、血、血。

此れが、太宰さんの過去。血に塗れた、生きる意味を見つける為の過去。

情報の濁流が治まる。

頭が鈍く痛む。でも、耐えられない程じゃない。大丈夫。

太「で、判ったの?」

貴「ッ、はい。貴方の前職は……──14歳で現ポートマフィア首領森鷗外に拾われた、歴代最年少幹部。双黒の片割れ。……でしょ?」

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作者名:Ruka | 作成日時:2019年4月25日 21時

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