天地廻る世界線。【募集企画キャラまとめ】

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【備考】
フロウレイズ家は魔法使いの名家の中でも特に名が知れていて、各家に影響力を持つ。
その当主の息子として生まれたルノアールは、生来魔力を多く吸収してしまう体質だった。その上盲目で、生まれた時から目の前は暗闇しかなかった。それでも、不遇体質の代わりなのか、魔法への適性は著しく高く、時間魔法や空間魔法だけでなく、その他の魔法も得意とまではいかずともかなり使いこなせた。父親はルノアールを愛していて、次期当主にするつもりだった。
しかし、11歳の時にクリーチャーと遭遇し、クリーチャーに応戦していた魔法使いの魔法の流れ弾がルノアールに直撃。脳と声帯にダメージを受け、四肢が動かなくなり、声が出なくなった。更に、運悪くその魔法使いは断絶魔法の遣い手で、回復や再生をしようにも魔力を断絶してしまっていて、治癒が一切出来ない状態だった。その魔法使いは泣きながら謝罪した。ルノアールは寝台の上で頭と喉を包帯で覆われたまま、微笑んで魔法使いを許したという。
やがて1人で生活出来る様になると、ルノアールは父に次期当主を降りる事を宣言。1人でただの魔法使いとして生きると伝えた。父もそれを許し、何かあればいつでも連絡しろ、と言って神樹の浄化作用域近くの静かな湖畔にルノアールが望む通りの家を建てた。それ以来ずっとそこで暮らしている。
四肢が動かないのにどうやって移動しているかと言うと、浮遊魔法を使ってふわふわ浮いて移動しているのだ。目の代わりに探知魔法を使い、手の代わりに浮遊魔法で動かしたり圧力魔法で握る代わりにしたりしている。魔力を吸収しやすい為、日常的に魔力を使っていてもその分をすぐに吸収して回復してしまう。むしろ、常に使っていないとクリーチャー化してしまう危険性がある。表情筋がかなり衰えている為、表情はほとんど変えられない。が、ごく稀に頑張って笑う事があり、それを見る事が出来た者は幸運である。

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