139話 第九ステージ 一時間後の変化 ページ4
〜一時間後〜
ビチビチ
『はぁい!ぼくあっきー!』
…なぜこうなった……
先ほど各組風呂から出て、合流した。そこまではよかったんだが…
今風呂前の廊下には、気味の悪ーい声と音が響いていた。
カリ「…咲いちゃった♥」
一連の事件の犯人は更屋敷カリン(16)である。
アン「咲いちゃった♥じゃねーー!!」
そこに突っ込むのはアンヤだけとなっていた。すべての突っ込みはこれからアンヤが受け持つのである。
カリ「な…なによぅ。開花の種類は様々だって言ってたじゃない」
アン「なまぐせーしホラーだろが!いまんとこ真面目なレイラのだって変な顔咲くかもしん
ねーだろ!テメーつっこみ放棄すんな!オレ全負担か!」
カリンは無実を表明している。
カイコクの頭には魚が、ユズの頭には喋るアカツキが咲いていた。そして、レイラの頭には、まだ青い蕾が。
カリンは、レイラの名前を聞くと肩をビクリと震わせてみんなの方を見た。
カリ「あの…レイラちゃんのことなんだけど、話したいことがあって……」
アカ「話したいこと?今じゃダメなんですか?」
カリ「ここで…?」
いつもの雰囲気と違く、なにかに怯えているようなカリンの様子に全員が違和感を覚えた。
アン「いーからさっさと言えよ」
アンヤがそう促すと、カリンは言いにくそうに口を開いた。
カリ「レイラ…ちゃんの体に、痣があるのよ…」
アカ「痣?子供ならそのくらいあっても…」
カリ「違うのよ」
アカツキの言葉を遮るようにカリンは否定した。
そして、震える声でこう言った。
カリ「一つや、二つじゃないのよ」
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西音蘭(プロフ) - 魔理沙さん» 紫!本当に一文字でしたありがとうございます!大体色が決まってきたので選択にしようかな…ありがとうございます! (2019年8月13日 18時) (レス) id: 1180864eae (このIDを非表示/違反報告)
魔理沙 - 紫 (2019年8月11日 19時) (レス) id: 39328a91f7 (このIDを非表示/違反報告)
西音蘭(プロフ) - 槙さん» 意見(?)ありがとうございます!薄紫とか藍色の落ち着いた色と、瞳の色系があるわけですね…!参考にさせていただきます!! (2019年7月21日 21時) (レス) id: 1180864eae (このIDを非表示/違反報告)
槙 - 色ですか…私もウナさんと同じように、薄紫かなぁと思います。あとは…瞳のいろとかですかね?頑張って下さい応援しています!! (2019年7月21日 13時) (レス) id: 7a5ce467a8 (このIDを非表示/違反報告)
西音蘭(プロフ) - お姉ちゃんありがと!感謝してるー(棒)感謝してる!から!! (2019年7月18日 21時) (レス) id: 1180864eae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:西音蘭 | 作成日時:2019年5月24日 21時