ナカノヒトゲノム実況中 化狐４

番外編　お花見５ ページ28

ヒミ「お食事中は…走り回ってはいけません…」

　片手におにぎりを、反対の手には閃光弾を握りしめ、みんなに向かって(多分)注意をしているヒミコさん。
　でも、ユズさんやアカツキさん、カイさん、マキノさんなんかも、床に膝をつき敬意をしめしてる。

「…なにこれ……」

　なにしに来たんだっけ、何か忘れている気がする。
それほど変な状況なのだ。

　私の横では、ついていけないといった表情でカリンさんがみんなを見つめていた。
いつもなら、的確に突っ込みを入れているはずなのに…

　……？

　“いつもなら“？



「ああ…忘れてました」



　そうだった。今日のカリンさんは普通じゃないんだった。偽物みたいなんだった。
カリンさんに化けて良いことは？
何か利益があるとしたら、その姿なら私達にも、誰にも怪しまれないってこと。
化けるものって何かいたっけかなぁ…？と記憶を探っていると、一つだけ怪しいものが浮かんだ。



ミミクリー・マンイーターだ。



第三ステージの時に出てきたけど、確か司令塔は殺したはず…
司令塔は…殺した……


「あ」

カリ「レイラちゃん、ど、どうしたの？(ﾋﾞｸ」

「あ、すみませんカリンさん。なんでもありませんから」

　適当に誤魔化して、話題をそらす。
そうだ、司令塔は殺した。逆に言えば、司令塔しか殺していないのだ。
まぁそれ以外で生き残っているというのは数少ないだろうし、その中のほとんどはあの大きい花のままだろうなぁ…。そうなると必然的に、敵の正体がハッキリと見え始めた。

　私の知っている限り、人に化けられるマンイーターは、以前にもカリンさんに化けた一匹しかいない。…化けた、という言葉はあまり好きじゃないから、『成り済ました』にしよう。

　推測ではあるけれど、もしそうであればあの大変なことになってる口にも、急なりの鹿児島弁にも説明がつく。




　じゃあ、色々分かった上で私にできることは？



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テストが終わりました！そして胃腸炎になりました！去年もなったからテストアレルギーとか言われました。

皆さんも体調には気を付けてください。

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