9羽 ページ9
「……若頭…？」
「……」
「ちょっ、黙ってないで教えてくださいよ！」
「……」
珍しく若頭のお供におでかけした先は……
「敵連合……ですか……」
初めて聞く名前じゃない。
むしろ焦凍からよく聞いた言葉だ。
USJ襲撃、林間合宿襲撃、爆豪くん誘拐…とか今1番テレビを騒がせている団体だと思う
「それで…なんで僕が……？」
「敵連合からトガとトゥワイス
こっちからはお前を交換する」
「はい！？」
若頭の発言に机を叩く、いきなり知らない団体に僕を放り込むとはどういう神経をしてるんだ！
じゃなくて、なんの役にも立たない僕が交換要員になるはずが……
「コイツにはうちの仲間を殺されてる」
「えっ！？」
「だからお前は人質みたいなもんだ」
「若がっ「煩い」「ごめんなさい！」
死柄木さんが言ったことは嘘ではないらしい…
「僕達にも非があるって事なら……」
「話が分かる餓鬼だな」
「……」
今日から既に交換は始まるらしく僕は敵連合に
トガさんとトゥワイスさんが死穢八斎會に行く事になった。
「変化 A」
「はい！？」
「お前の個性は？」
「え？」
「お前の個性」
「あ…。僕の個性は変化と言って性別を変え」
「あっそ」
荼毘さんから話を振ってきた筈なのに途中で興味なさげにソファーに腰を落とした。
「…まぁ、いっか」
別にムカつく訳じゃないし、爆豪くんで慣れてる。
と思いつつ自分の姿を男に変えて荼毘の前に勢いよく顔を出す。
「燃やすぞ」
「すいませんでした！」
顔を出しただけで不機嫌そうに睨まれる。
でも…彼の顔に少し違和感がある気がした…
「荼毘さんって何処かでお会いしました？」
「ある訳ないだろ」
「…ですよねー」
継ぎ接ぎだらけの皮膚、強力な個性。
こんなにインパクトのある人を1度見たら忘れる方が難しいだろうし勘違いだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 100人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
モンブラン - 私好みです！この小説！更新楽しみにしてます！頑張って下さい！ (2018年6月27日 22時) (
レス) id: d05c83c0be (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：猫太 | 作成日時：2018年3月8日 12時
