45羽 ページ45
「さっさと終わらせるぞ！！」
「う、うん！」
個性を纏った2人が僕の方へどんどん近づいてくる
あぁ…羨ましいな。派手でヒーロー向きなその個性。
性別を変える個性なんてただのゴミだ
人の怪我を治せても自分に痛みが来る個性なんて…
「いらないんだよぉぉぉぉ！！」
彼等の個性に嫉妬。
ゴミのような僕自身に嫌気が…
なんで僕は2つの個性を持っているのにこうなのか
「ちょこまかすんじゃねぇよ！」
近づいては爆破する彼を避けながら拾った鉄パイプを振り回して微かな反撃をする。
2人の個性を前にして本当に意味の無い反撃だけど…
「轟くんが悲しむよ！」
「は…？」
緑谷さんの声に一瞬戸惑ってしまった。
なんで今焦凍の名前？意味わかんないんだけど…
2対1の僕には考える暇なんてなかった。
今は皆と合流することだけがすべき事だから
「わぁ！バクゴーくんに出久くんですね！」
僕の目の前にトガが現れた…
「弔くんが遅いから迎えに行けって！」
「あ、そ…っわ！？」
体が持ち上げられる。
「面白い事思い付いたから来ちゃった」
「面白…い？」
エンターテイナーが「HAHAHA」なんて笑いながらビー玉を宙に投げて指を鳴らす________と
「あ"ぁ"？！」
「わ、変化さんが…」
「僕がいっぱいだ」
目の前に数え切れない程の僕が沢山現れた。
「ほんの少しの時間稼ぎにしかならない、行こう」
「うん。……あぁぁぁぁぁ！？」
エンターテイナーが僕を抱えて建物の上へ上へ…
何を言っても離してくれない
皆の所に着くのはあっという間だった。
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モンブラン - 私好みです！この小説！更新楽しみにしてます！頑張って下さい！ (2018年6月27日 22時) (
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作者名：猫太 | 作成日時：2018年3月8日 12時
