眠れぬ夜【爆豪勝己】 ページ11
クソデクと丸顔が帰ってから俺とAは晩飯を食って寝る事にした。
「おやすみなさい」
「おう」
Aが毛布に包まり芋虫状態で寝転がる
「…」
寝転がって数秒で静かになった。
いつもなら「寒い」なんて言って5分くらいは寝ない筈なのに
(まぁ、今日色々あったし疲れてんだろうな…)
実際俺も疲れた。
今日一日で色んな事が起こりすぎだろ
一番驚いたのは_______
Aの個性がただ"石を生み出すだけじゃない"事
簡単に人を殺せるし、簡単に自分を殺せる。
(面倒臭せぇけどあの人の所に連れて___...？)
ｶﾂﾝと石が当たる音がした。
もしかしなくてもAが泣いてるんだと分かる
「おい、A」
「、んっ」
俺の声に体を大きく震わせた。
布団を剥ぎ取ると沢山の透明な石がキラキラと光って転がっていく…
「ど、どうしたの？」
自分で泣いてた事がバレてるのを知ってるくせに
なんでもねぇ顔をするAにちょっとイラついた
「寝れねぇんならちょっと話聞かせろや」
「いいけど…」
俺の言葉に驚きの表情を浮かべて頷く
__________________________________________
「……ん」
「ありがとう」
ホットミルクを手渡して座る。
Aは猫舌らしくて少し口をつけて「あつっ！？」と口を閉じた。
「…Aは本当に両親の事知らねぇのか？」
「知らない」
「個性はずっと"宝石を生み出す"と思ってたか？」
「うん…今日初めて本当の個性を知った」
その後にも幼い時の事、個性のことを聞いたが
大したことを答えが返ってくる事はなかった。
「個性って消えないのかな」
話終えて コップを片付けようとした時にAが小さい声でそう言った。
「冗談！」
一瞬で笑顔に戻り毛布をブワッと広げた
その風景に何故か見覚えがあった。
「勝己寝ないの？」
「寝るに決まってんだろ」
「え"っ、なんでこっち来るの！？」
「寒いんだよ！！」
自分の毛布を持ってAの隣に寝転がる。
また隠れて泣くかもしれねぇ…
そんな事を本人に言える訳もなく
「あっ、勝己の手めっちゃ暖かい！」
「は、はぁ！？」
いきなり手を握られて洞穴の中に声が響く
そして、Aはすぐに眠りについた。
「ﾁｯ…人の気も知らねぇでよく寝れんな」
そんなことを言いながらも彼もすぐに眠りについた
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猫太(プロフ) - 黒猫さん» ありがとうございます！出来るだけ早く更新できるように頑張ります！ (2017年12月28日 11時) (
レス) id: 89a089bb8f (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - 更新楽しみに待ってます(*^_^*) (2017年12月26日 22時) (レス) id: 04cf0d7a4d (このIDを非表示/違反報告)
猫太(プロフ) - りんご飴さん» ありがとうございます！お楽しみ頂けるように頑張ります！ (2017年12月24日 16時) (レス) id: 89a089bb8f (このIDを非表示/違反報告)
りんご飴 - 凄いです！ＥDのやつですね！続き楽しみに待ってます！ (2017年12月24日 15時) (レス) id: 65eac10195 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫太 | 作成日時：2017年12月21日 13時
