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「私が…何をしたって、言うの」
痛くなった喉からかすれた声を絞り出す。
その様子が面白いのか死柄木弔はずっとニヤついた顔を私に見せている。
「Aの個性は人生を狂わせてる物だろ？
だから俺達が"変えてやる"って言ってんだよ」
「は…？」
「お前の個性でお前の人生を"変える"って
言ってんだよ」
死柄木弔の言葉に付けたして、継ぎ接ぎ男が
嫌そうに声を発した。
私には言葉の意味がわからなかった…
死なない限り個性は変わらない、変えられない
ましてや、この個性で最悪の人生を送っているのを理解しているのだろうか？
「先生が待ってる…帰ろう。」
「えっ、ちょっと！！」
手首を4本指で掴まれ、振り払うことも出来ない。どんどん黒霧に近付いていく…
「い、やっ…やだ！離せ！」
必死に抵抗しても引きづられて行く…
このまま連れていかれるのを覚悟した時____
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！？」
私の目の前に出久くんが現れたのだ。
「出久くん！！」
「Aちゃん！」
出久くん自体は私に気づいていなかったらしい
じゃあ、なんでいきなり？
「おい、そこのクソロリコン野郎…」
「はぁ？」
「その汚ぇ手を離せや」
怒りに顔を歪ませた勝己が死柄木弔を睨んだ。
その怒りは私にも向けた物だろうけど…
「竜族の時期後継者には関係ないだろう？」
死柄木弔も勝己を睨む。それと共に私の腕を握る力が強くなって痛みが走る。
一方、出久くんは今現在起こっている現状を掴めていないらしく顔を左右に降っていた。
「A、_______」
「っ！」
「だから俺達と行こう」
死柄木弔が耳元で呟いた言葉は私が一番分かっていて恐れていた事だった…
だけど
「貴方について行くのも嫌です！」
上着のポケットから石を取り出してナイフに変える。
「勝己…ごめんね？」
握ったナイフで自身の胸部を強く刺した。
自分が倒れる瞬間 全てがスローモーションになった気がして笑ってしまいそうだ
もしかしたら…この人生を断つことが私の最高の幸せになるのかもしれない。
心の隅でそう思っていると目の前が暗くなっていく
「Aっ！！」
最後に勝己の声が頭の中に反響した気がした。
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猫太(プロフ) - 黒猫さん» ありがとうございます！出来るだけ早く更新できるように頑張ります！ (2017年12月28日 11時) (
レス) id: 89a089bb8f (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - 更新楽しみに待ってます(*^_^*) (2017年12月26日 22時) (レス) id: 04cf0d7a4d (このIDを非表示/違反報告)
猫太(プロフ) - りんご飴さん» ありがとうございます！お楽しみ頂けるように頑張ります！ (2017年12月24日 16時) (レス) id: 89a089bb8f (このIDを非表示/違反報告)
りんご飴 - 凄いです！ＥDのやつですね！続き楽しみに待ってます！ (2017年12月24日 15時) (レス) id: 65eac10195 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫太 | 作成日時：2017年12月21日 13時
