どうだと言われても ページ20
「ご、めんな……さい」
布団の上に転がる石を集めながら謝る
今泣いたって皆を困らせるだけだ…そう思えば思う程に泣けてしまって石が床に落ちていった。
「おい」
勝己に手を掴まれて我に返った。
「ありがと…」
心配かけまいと笑おうとすると…
「作り笑いはやめろって言ってんだろ！！」
「えっ、あ」
「大体お前はいつ「爆豪落ち着け」
相澤先生が溜息をつきながら止める。
私も勝己も無駄に暑くなりすぎたんだ
感情だけ露になって考えなしに進んでる…
「俺としては消子の消息を聞きたかったが」
「消子の消息……ん"ん"www」
「おい、A」
「ごめんなさい！！」
大人しく話を聞いていると些細な言葉がおもろく聞こえてしまって辛いです…
「とにかく、お前らは妹が何処に居るのか調べろ
で、週に一度俺に報告しに来い」
「「えっ！？」」
相澤先生の言葉に偽夫婦の声がハモる
「断ったら分かるな？」
(あ、これ断ったらDEATHルートのやつ…)
可哀想だと思いながらも本当の所は私もお母さんの事を知りたいと思った……ん？
私が今思った事は可笑しいことかもしれないけど
「私のお父さんは…何処に？」
相澤先生はお母さんの事しか言ってない。
じゃあ、お父さんは？そもそも生きてるのかな？
「相澤先「今日はここまでだ、帰れ」
私の言葉を遮るように偽夫婦の布を解いて帰らせた
それは……私達にも向けた言葉だろう
「帰ろっか…」
「おう」
帰り支度をして保健室を出ようとした時…
「えっ？」
相澤先生が私の手を掴んだ。
「あ、あの…どうされました？」
突然の出来事に私は振払うことも出来ずに困惑してただ、顔を見ることしか…
「妹の娘としてお前を引き取ろうと思ってる
俺の家に来ないか…？」
「「はぁ！？」」
勝己と声が同調して保健室に響いた。
オールマイトは口に手を当てて乙女のような反応をしている
「叔父としてお前の事を心配している。どうだ？」
「え、いや、どうだと言われても……」
先生と言えど、お母さんのお兄さんで心配するのもわかる……けど、今の私にとっては知らない人、つまり他にも同然だ！！！
「無理にとは言わん」
「じゃあ…今日は勝己と帰ります」
私は一礼して勝己と一緒に保健室を出て走った。
相澤先生と暮らすのは嫌ではない、嫌ではないけど
なんだかモヤモヤして…「はい」とは言えなかった
「勝己はどう思った？」
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猫太(プロフ) - 黒猫さん» ありがとうございます！出来るだけ早く更新できるように頑張ります！ (2017年12月28日 11時) (
レス) id: 89a089bb8f (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - 更新楽しみに待ってます(*^_^*) (2017年12月26日 22時) (レス) id: 04cf0d7a4d (このIDを非表示/違反報告)
猫太(プロフ) - りんご飴さん» ありがとうございます！お楽しみ頂けるように頑張ります！ (2017年12月24日 16時) (レス) id: 89a089bb8f (このIDを非表示/違反報告)
りんご飴 - 凄いです！ＥDのやつですね！続き楽しみに待ってます！ (2017年12月24日 15時) (レス) id: 65eac10195 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫太 | 作成日時：2017年12月21日 13時
