姉が戦国時代から帰ってきたようです (ページ3)

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二話「姉が戦国時代から帰ってきました。」ページ3

幸「信長ーー！！」

拝啓ﾀﾋんでしまったお父さんとお母さんへ。
私は今戦国の争いに巻き込まれています。
これは遡ること数時間前……。

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いつも通り実家である家にバイクで大学から帰っていました。

『今日の夕飯何しようかな？』

女「あっ！琉化さーん！！」

『……またか。』

適当に手を振ってやるときゃーと歓声が上がるのが聞こえる。
女ってよくわからん。
私の大学ではこれが日常の光景だった。
後ろにいた男友達に声をかけられる。

男「お前、なんで男の俺よりモテんだよ。」

『知らない。ほら、置いてくぞ。』

男「さすが！！モテる男は違うねぇ〜。」

『男じゃない！！』

そんな会話をしながら出発する。
今日は男友達と一緒にスーパーで買い物をしてから帰る予定だった。
そう、だった。

行方不明の姉から電話がかかってくるまでは。
スーパーに着いて買い物を済ませていると、電話が掛かってきた。

『はぁ！？！？』

男「うるさっ、んだよ。彼女？」

『姉さんからだよ！あと私は女だ！』

速攻で電話に出る。
向こう側からは繋がった！！と声が聞こえる。
待って？
なんか男の声がするんだけど。

『姉さん、今までどこに行ってたの？』

舞「……怒ってる？」

『ん？怒ってないよ？』

舞「怒ってるじゃん！！」

ごめんって〜と誤っている姉を無視して続けた。
謝る気ねぇな。
どうやらその客人は数人いるようだ。
しかも全員男のような気がする。

『で？なんで電話してきたの？』

舞「そうそう！これから暮らす人がいっぱい増えちゃったからご飯よろしくね！！」

『は？？』

それじゃ！！と言って姉は電話を切った。
私は切れた電話を見つめながら静かに殺.気を立てた。
それを見ていた友達はのちにこう語る。
イケメンって怒ると怖いんだな…と。