秘密恋愛 Kenjiro.Y ~TWO~

68 ページ22

ASide







結局答えの出ないまま日付が変わってしまった。





未だに岩ちゃんからのLINEは見ていないけど日芽香には昨日の事を全部話した。





そしたらAの思うように行動しなって言ってくれた。






なんとなく、早く学校に行きたくて先生から借りた服をカバンにつめて家を出た。





｢よっ！｣


｢うわっ！ 隆くん？ 何してるの？｣



玄関を出ると隆くんが門に寄りかかっていて驚いた。



なんでいたのか聞くとなんとなくだそうだ。






｢Aって岩ちゃんと付き合ってるんでしょ？｣



痛いところつくねー。


お父さんといい隆くんといい。




｢よくわかんない｣


｢へ？ なにそれ笑｣




浮気されました！

なんて隆くんには死んでも言えない。





｢どうかしたの？｣



｢え、いや別に｣





歩いていると急に止まった隆くん。



なにかを見つめているみたいでそっちを向くと岩ちゃんと先生の彼女さんがキスをしていた。





｢泣かせないよ 俺は｣



｢えっ？泣いてなんか...｣



泣いてなんかないそう言いたかった。



けど言えなかった。





隆くんに塞がれた唇にポタポタと涙が溢れた。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー昨日更新出来なくてすみませんでした！

作者事ですが名前を香輝→梨恋へ変更しました。
これからもよろしくお願いします！

69→←67

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す