23 ページ23
「目の前が何かピカっと光って、次に目を開けたらあの島に居ました。それから街で過ごすうちにあれから15年経っている事に気づいて…」
シャンクスは先程までの陽気な雰囲気ではなく真剣な顔で話を聞いていた。
「ってぇと何か？お前さんは目の前にいた知らねぇ男に人質にされ、急に15年も未来に飛ばされて今に至るってか？」
ルイはドフラミンゴのファミリーにいた事も隠して、商船に乗って訪れていた島で人攫いに合いそこで起こったいざこざに巻き込まれたのだと嘘と事実を織り混ぜてシャンクスに伝えた。
「はい。だから私今22歳なんですけど、本当だったら37歳になってるはずだったんです。」
「俺と一緒の歳じゃねぇか！？」
シャンクスが驚いている横でベックも目を見開いていた。
「…トキトキの実以外で未来に飛ぶ実があったのか…」
シャンクスは真剣な表情で何かぶつぶつと呟いていた。
「……ルイ…それは多分悪魔の実を食べた能力者の仕業だ。どういう条件があるのか分からねぇが飛ばされてから15年も経っている今、その能力者を見つけて元の時代に戻るのは不可能だと思った方がいい。
可哀想だが帰るのは諦めろ。」
シャンクスは私の目を真っ直ぐに見つめながら慰めるように言った。
ルイはもとより15年前に戻るのは難しいだろうと心の中では思っていた。だが、いざ言葉にして言われるとマルコやロー、故郷の皆と一緒の時を過ごせなかった事に対しての悲しさ、皆が自分のことなんて忘れているだろうという寂しさ。
今この時代に自分の事を心配して待っててくれてる人がいないという事実が重く心にのしかかり、孤独感で押しつぶされそうになった。
「……っ！」
シャンクスはそんなルイを見て強く抱きしめた。
「大丈夫だ。俺達がいる。
もし、故郷に戻っても待ってるヤツがいねぇなら
俺の船に乗れルイ。
お前はもう俺達の仲間なんだから。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 300人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
るな(プロフ) - とても面白かったです！マルコと早く再会して欲しい！次の更新楽しみにしてます😊 (2023年3月1日 20時) (
レス) id: a79bf48ef9 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - はなさん» ありがとうございます💦焦りましたー😭初めてでいろいろ分からないとこがあってすみません😰教えてくださりありがとうございました🥺 (2023年1月11日 0時) (レス) id: 3dde24cf32 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - オリジナルフラグたってますよ……！ 消さないと違反になっちゃいます💦 (2023年1月11日 0時) (レス) id: 1f4f011eda (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 西鶴@FFX.Aaron.Loveさん» いえいえ。むしろご指摘頂きありがとうございました😌駄作かもしれませんが楽しんで頂けるなら頑張ります！ありがとうございました🥰 (2023年1月10日 19時) (レス) id: 3dde24cf32 (このIDを非表示/違反報告)
西鶴@FFX.Aaron.Love(プロフ) - ルイさん» ありがとうございますっ！楽しみにしてます😭❤️ (2023年1月10日 18時) (レス) @page20 id: 3d8f13cd7f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ルイ | 作成日時：2023年1月5日 23時
