検索窓
今日:3 hit、昨日:4 hit、合計:3,046 hit

寄り道 ページ12

『部活がんばれ〜』

「うん!」

「行ってくるねー」




放課後になり、入部したばかりの部活へ向かう2人を見送った。

夜々子はソフトテニス。みうは家庭研究部。


私は中学でバスケ部に入っていたが、バスケの才能があるわけでも特別上手いわけでもない。

だから高校で続けるのはやめた。ここは私立だし推薦で集まってきた猛者がもさもさいるだろう。(ダジャレじゃないよ)



(そんな世界に入っちゃったら食い殺されるっての)



人もまばらになってきた教室を出て、鼻歌交じりに靴を履き替えた。

……今日は寄り道して帰ろう。

































青葉城西とは反対方向の、むしろ烏野や白鳥沢方面へ来た。

もちろん電車で来たよ。あんな坂道たくさんの山を自転車で来る勇気は流石になかった。


駅について改札をくぐれば、3人でよく来た雑貨屋はあともう少し。




『こんにちは』

「あらよく来たねAちゃん」



大繁盛の雑貨屋を切り盛りするのは顔見知りのおばちゃん。
夜々子とみうとよく来るため3人共々可愛がってもらっている。

軽く挨拶を済まし、店内を見て回る。
ここなら飽きっぽい私でも、見飽きない。いつも違うものが置いてある。本当は毎日来たいくらいなんだけど。

密かな碧→←甘いお菓子



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (7 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
6人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:涙花* | 作成日時:2017年1月21日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。