【鬼滅】【文スト】如何してこう成った？！

【23話】 ページ24

次の日。


昼餉を食べ終えた頃、今日から本格的に訓練を始めるとのことなので、小芭内さんに準備運動や基本の練習について教えてもらう。


「まずは家の周りを50周、それから腹筋や背筋、腕立て伏せ等をしていく。では、まずは走ることから始めるからな、付いて来いよ」
「はい」


私の返事を聞き終えると、小芭内さんは走り始めた。
初めという事で多分可成り遅く走っている事だろうが、私に手加減は必要ない。
探偵社に在籍中＿今も在籍はしているが＿しごかれた記憶が山ほど在るからな…。


私は少しずつスピードを速めていく。
小芭内さんは私に合わせて段々早くしていく。


50周を走り終え、家に戻ってくる。


「お前は何者なんだ…到底初めてとは思えない…。50周も走ったのに息が切れていない…。俺より5歳も下なのに…」
「えっと…私は話したいんだけど、他の二人にそう言った面は任せてるから容易に話せないんだよね…。すみません…」


此れは本当に乱歩さんか治さんに意見を聞かなければ、後々響いてくるかもしれないし…。
話したいのは山々なんだけど…ね。


「…そうか、人に知られたくない事の一つや二つ…誰にでもあるよな…。…答えてくれて有難う」
「あ、いや。そんなに重い話でもないんだよっ…！ 唯、私の一存では決められないってだけなの…」
「そうなのか…？ 分かった、話せる様になったら聞く」


其処迄重い話でもないんだけどね…。

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