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個室を出て石畳の通路を歩く
すると聞き慣れた声が別の個室から聞こえてきた
「……っ、何してんだよ」
「それはこっちのせりふ〜。」
『……玲於?』
個室の半分開けられた襖から玲於が振り返ってこちらを見た。
「この人だれ?」
玲於の腕を掴んで座っている1人の女の人
かなりお酒が回っている感じで
いや、まって
あなたが誰。
玲於「とりあえず早めに帰れよ」
彼はその女の人にそう告げた。
「なにそれ、随分あっさりじゃん」
その女の人が掴んでいた玲於の手を自分の方に寄せる。
その拍子に、玲於が少しバランスを崩した。
えぇ、なんなのこの人ほんとに。
玲於「A、わりぃ。先帰ってて。」
『え?』
え?なんでよ、
この人置いてくのがスタンダードな考えでしょ。
玲於「これ以上いたらたぶん面倒なことになる」
もう十分面倒なことですけどね
『……わ、かった』
玲於はもう一度“わるい”と言ってその女の人に向き直った。
私は個室の戸を閉めて自分のところから荷物をとって店を出た。
『なんなの……』
このまままっすぐ家に戻る気にはならなかったのでどこかへ寄って帰ることにした。
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まゆ - めっちゃくちゃ面白いです!れおも亜嵐も好きなのでもう最高です。(^◇^)更新頑張ってください!楽しみに待ってます(゚ω゚) (2017年12月28日 0時) (レス) id: 2ef4367958 (このIDを非表示/違反報告)
はるまき(プロフ) - kotoneさん» ありがとうございます!ネタを練り込んで早めに更新頑張ります! (2017年12月17日 0時) (レス) id: 0e32050011 (このIDを非表示/違反報告)
kotone(プロフ) - 更新、楽しみに待ってます(*^^*) (2017年12月16日 1時) (レス) id: 8703134089 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はるまき | 作成日時:2016年11月22日 22時