Chapter 31 - 待ち伏せ？！ - ページ31
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｢ただい…｣
｢で！どうだったんだよ？！｣
｢ま……｣
家に帰った僕を出迎えたのは
食い気味に問いかけてくる
ジュンくんだった。
｢……"どうだったんだよ"？｣
｢そう！どうだったんだよ？！｣
｢…ていうかその前に、なんでここに？｣
｢当たり前だろ？！
俺だけハブられたんだぞ！
気になるからここでお前の帰り
ずっと待ってたんだよ！｣
｢ああ…なるほど。
まあ、確かにそうですよね。｣
僕たちが塔に登るのを見届けてから
ジュンくんはしばらく塔の下に佇んでいたけど
しょうがないという風に肩を竦め
村へと帰って行った。
｢で、どうだった？どんなコだった？｣
｢ｳﾌﾌ…あのね、すっごく可愛い子でしたよ。｣
｢それはマサキから散々聞かされてるよ！
そうじゃなくて……｣
｢…？そうじゃなくて、なんですか？｣
｢いや、だからホラ…
その、なんていうか……｣
｢……？｣
｢まあ、つまり…その、お前が言ってたみたいに
あの塔がそういうとこなら…
なんつーか…その……///｣
｢あ〜！！
いわゆる商売女的かどうかってことですか？｣
｢…オイ！お前…！！///
いや、オレは別にそういう意味で言ったんじゃなくて…その…///｣
ｸｽｸｽｸｽ…
ああ、面白い♪
ジュンくんからかうのってホント楽しい♪(笑)
ジュンくんてば
モテモテで俺様キャラのくせに
意外にもこの手の話題が苦手なんですよね。
ね、こんなモジモジした姿
なかなか見られませんよ？
まあ、でもさすがに可哀想だから
そろそろちゃんと答えてあげますかね。
｢そうですねぇ…
あの
一切感じられなかったですね。｣
｢ふーん…そうなんだ…｣
｢ええ。
それに確かめようにも
会っていきなりそんなコト聞くわけにもいきませんからね。｣
｢…まあ、そりゃそうだよな。｣
｢でも、イイ
｢…そっか。
お前がそうはっきり言うなら…
きっとそうなんだろうな。｣
｢あれ？…随分と僕のこと信用してくれてるんですね♪｣
｢…べっ、別に…そんなんじゃねーよ……///｣
ｸｽｸｽ…
ああ、ホント楽しい♪
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作者名：folklorist
| 作者ホームページ：http
作成日時：2012年8月28日 13時
