Chapter 18 - After Carnival - ページ18
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｢……で？｣
｢………でって？｣
｢その後アイバさん、どうしたんですか？｣
｢飛び出してったきりだけど…｣
｢……はあぁ〜〜…｣
｢なんだよ！そんな思いっきり溜め息つくことねーだろ！
言いたいことあるならはっきり言え！｣
｢…そうですか……じゃあ、いいですか？｣
｢あ、ああ…｣
｢ふぅ……
まずね、ああいうタイプの人に
真正面から本当のこといっちゃダメです。
今回みたいなことは、特に、ね。｣
｢………｣
｢ああいう直情型で
思い立ったらすぐ行動に移しちゃうような人には
それとな〜くオブラートに包んで
煙に巻くような物言いしないと…
じゃなきゃ、何しでかすかわかんないですよ？｣
｢………｣
｢なんて言っても、もう、遅いかもだけど…｣
そう、たぶんもう遅い。
今さらそんなことをジュンくんに言ってみても
あとの祭り…
そして飛び出していったアイバさんが
どこに向かったかなんて
考えるのも無駄なくらい明白だとは思うけど
ただ、そこに行って何するつもりなのか…
そこまでは僕にも分からない。
だいたいあの人の行動パターン読める人がいたら
尊敬しますよ！
いつもは俺様然としているジュンくんが
どことなくしょんぼりして見える。
まあ、この人なりに
アイバさんのことを考えたんだとは思うけど
ちょっとストレート過ぎましたよね…
さーて、どうしたもんだか…
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作者名：folklorist
| 作者ホームページ：http
作成日時：2012年8月28日 13時
