29、生きたい ページ31
ヴィンテージ視点続き！
オレは、急いで声の方に向かう。
そこには、壁に寄り掛かるAの姿と、いやらしい手つきで色々なところを触るボーイ。
そうか…Aには彼氏が居たのか…と一瞬思ったが、これはイチャイチャするカップルではない。
Aの顔は恐怖に歪んでいるし、必死に抵抗している。
「…おい。」
冷たい声で言う。
『ゔぃんてーじ…！？』
驚く様にAは言う。
「誰…？」
殺意の籠った目で見つめられる。幾ら近付かないでと言われても、好きなイカが嫌がっている所を放置する訳が無い。
素早く駆け寄り、腕を掴む。必死にボーイは振り払おうとするが、オレは精一杯力を込める。
…Xを舐めるな。
腕を折る勢いで手を絞める。腕に注意がいってる隙に、首に2発程度平手打ちを入れる。
「ヴっ…」
ドサっと音を立てて倒れる。
オレは直ぐに警察を呼び、恐怖で体が震えているほぼ半裸のAに優しくヤコナイロンを掛ける。
…ガールが半裸じゃ、な。
Aはオレが嫌いらしい。そして、足早に去って行こうとした。
『待って…！』
Aに足を掴まれる。オレは、目線を合わせる様に、下にしゃがむ。
『私ねっ、ヴィンテー…ジのことっ、きらいなんて、嘘だ…よ。
弱いわたしと、つるんでちゃ、だめだって、おもった…の。』
Aは言葉を嗚咽混じりに、途切れ途切れ発する。
優しく背中を摩る。
『ほんとは、わたし、死の うと、思ってたの。
こういうことも、1度じゃ…なかったの。
でもね…ヴィンテージに、また会って、まだ、生きたいって思えた。
わたし、ヴィンテージが好き。』
止まっていた歯車が、動き出した気がした。
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ろぉぜさん - 1000hit感謝。 (3月29日 20時) (
レス) id: 989a98e326 (このIDを非表示/違反報告)
ろぉぜさん - コロイカ好き ミヤビさん» うわぁ！？わたくしのせいッ！？てか、「ありがとうを君に」完結おめ！！（くっそｴﾛかった…((殴） (3月27日 13時) (レス) @page36 id: f9511cc749 (このIDを非表示/違反報告)
コロイカ好き ミヤビ - わぁ！やべぇ、語彙力なくなっちまったよ。ヴィンテージとろぉぜさんのせいで。 (3月27日 10時) (レス) id: 28ec244b21 (このIDを非表示/違反報告)
ろぉぜさん - うわわあああああああ！昨日276hit！ありがとです！！、 (3月27日 10時) (レス) id: f9511cc749 (このIDを非表示/違反報告)
ろぉぜさん - ヤニカスさん» ありがとうございます🙇次のお話も誠意創作中ですので、楽しみにお待ちいただけると幸いです(^^ (3月27日 7時) (レス) id: f63793cfbc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めずま | 作成日時：2024年3月23日 10時
