学校？まぁ・・・前よりは楽しいよね。【高校生編】Part2

89【さぐる】 ページ43

――談話室




ユウチ「なに？」


チェット「お前何か知ってないのか？」


ユウチ「何で僕？w」


チェット「こーゆうのお前ぐらいしか知らないからだ」


ユウチ「ちょっと、僕がいつも全部知ってるとは限らないんだよ」


チェット「…本当に？」


ユウチ「言っとくけど、知ってたらアイツの部屋乗り込んでるからww」


チェット「･････そうか。じゃあまかせる」




そのまま立ち上がり、ユウチの肩をポンと叩いてから談話室を後にした。




ユウチ「(僕が理由知ってるって分かってんなら一々聞くなよな;)」




ソファに寄りかかりボーッとする。




ユウチ「…(ホンット…アイツの目にはどーうつってるんだか)」



―――
――


ｺﾝｺﾝ




ユウチ「おーい、こじらせヨッカくーん。起きてるんでしょー？」




ｶﾞﾁｬ




ヨッカ「うるせぇ;」


ユウチ「あっさりと開けるのねw」


ヨッカ「だってお前すぐ開けないと面倒臭いんだよ」


ユウチ「正論。今開けなかったら全部暴露してた」←


ヨッカ「お前ホント怖いわｯ！tkなんで“全部”知ってんだよ」


ユウチ「色々」


ヨッカ「意味わかんねーよ」


ユウチ「うそうそ。全部知ってる訳じゃ無いよ」


ヨッカ「(ちゃっかり全部知ってんのがコイツなんだけどね…;)」




ユウチ「…アイツ泣いてたよ」


ヨッカ「――ｯ」




いきなり声のトーンを落として本題へ入った。




ヨッカ「…ん」




廊下に居て誰かに話を聞かれるのもアレなのでユウチを部屋に入れた。


一対一に向き合い、話を進める。




ユウチ「君達、別れたの？」


ヨッカ「さぁ？」


ユウチ「客観的にはそう見えるんだけど」


ヨッカ「そーか」


ユウチ「…ローコに興味無い君って変な感じ」


ヨッカ「自分自身そーでも無いけどな」


ユウチ「…昨日の夜から…君達、何か可笑しくなってたよね」


ヨッカ「…そうだったか？」


ユウチ「…」




ローコが…僕の言った事気にしすぎて


無意識に意識しちゃって、今回こうなったように思えるんだけど…




ヨッカ「ユウチ」


ユウチ「ん？」


ヨッカ「･････俺さ――」

90【今更】→←87【いない】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す